言志四録 / 言志録 第十三条 学を為す、故に書を読む
爲學。故讀書。
新字:為学。故読書。
書き下し
学を為す、故に書を読む。
現代語訳
学問をするから、そのために書物を読むのである。
解説
わずか六字で、学問と読書の順序をはっきりさせた条です。書物を読むことがそのまま学問なのではなく、学問という目的があってはじめて、その手段として読書がある、と一斎は言います。ここでの学問とは、知識を増やすことではなく、自分の人格を磨き、道を体得することです。読書そのものが目的になると、多読を誇ったり、知識を飾りにしたりすることになりかねません。後の条で、志が立たなければ終日読書しても閑事にすぎないと述べるのと響き合います。資格取得や情報収集が目的化していないか、何のために学ぶのかを問い直すきっかけになる言葉です。
この章句が説くこと
学問読書目的と手段修養
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