論語 / 為政篇
子曰、攻乎異端、斯害也已。
書き下し
子曰く、異端を攻むるは、斯れ害のみ。
現代語訳
異なる考えを攻撃することは害を生むだけである。
解説
孔子は「自分とは異なる考えを目の敵にして攻撃することは、害をもたらすだけである」と言いました。自分と違う意見を「間違ったもの」と決めつけて叩くのではなく、まずはその考えにも耳を傾ける度量が大切だという教えです。これは会社の会議に限らず、家族の間や友人同士の話し合いでもよくあることです。自分の考えと違う意見を聞くと、つい反射的に否定したくなりますが、そうして相手を攻撃してばかりいると、周りの人は本音を言わなくなり、大切な気づきや工夫の種も出てこなくなります。違う立場や考え方を頭ごなしに攻撃せず、いったん受け止めてみる。その余裕が、人と人との関係を豊かにし、物事をより良い方向へ進める力になります。
この章句が説くこと
学問本質慎重
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