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易経 / 旅卦

旅瑣瑣,志窮災也。 得童僕貞,終无尤也。 旅焚其次,亦以傷矣。以旅與下,其義喪也。 旅于處,未得位也。得其資斧,心未快也。 終以譽命,上逮也。 以旅在上,其義焚也。喪牛于易,終莫之聞也。

新字:旅瑣瑣,志窮災也。 得童僕貞,終无尤也。 旅焚其次,亦以傷矣。以旅与下,其義喪也。 旅于処,未得位也。得其資斧,心未快也。 終以誉命,上逮也。 以旅在上,其義焚也。喪牛于易,終莫之聞也。

書き下し

旅して瑣瑣たりとは、志窮まりて災あるなり。童僕の貞を得とは、終に尤无きなり。旅して其の次を焚かるとは、亦以て傷(やぶ)るるなり。旅を以て下に与(くみ)す、其の義喪ふなり。旅して処るとは、未だ位を得ざるなり。其の資斧を得るも、心未だ快からざるなり。終に以て誉命ありとは、上逮(およ)ぶなり。旅を以て上に在るは、其の義焚かるるなり。牛を易に喪ふとは、終に之を聞くこと莫きなり。

現代語訳

旅先でこせこせとつまらないことをするとは、志が行き詰まって災いを招くのである。忠実な召使いを得るとは、最後まで咎がないのである。旅先で宿を焼かれるとは、やはり傷つくのである。旅人の身で下の者に高ぶって接すれば、道理として召使いを失うのである。旅先で仮住まいするとは、まだふさわしい位を得ていないのである。路銀と斧を得ても、心はまだ晴れないのである。最後に誉れと位を得るとは、上の者にまで評判が届くのである。旅人の身で最上位にいるのは、道理として巣を焼かれるのである。牛を国境のあたりで失うとは、最後まで誰もそれを教えてくれないのである。

解説

旅の爻辞に象伝が理由を添えた部分です。こせこせした旅人は「志窮まりて災あるなり」、志が狭く行き詰まって自ら災いを招くと説きます。九三が宿を焼かれるのは、旅の身で下の者に高圧的に接し、「其の義喪ふなり」と、よそ者の道を失ったからです。上九で牛を失っても「終に之を聞くこと莫きなり」とは、驕った者には誰も忠告してくれないということです。新しい場所では、自分の小ささも驕りも、周りの支えを失わせます。忠告してくれる人がいなくなっていないか、ときどき確かめたいものです。

この章句が説くこと

よそ者驕り忠告謙虚

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