易経 / 革卦
鞏用黃牛,不可以有為也。 巳日革之,行有嘉也。 革言三就,又何之矣。 改命之吉,信志也。 大人虎變,其文炳也。 君子豹變,其文蔚也。小人革面,順以從君也。周易 第五十卦 巽下離上 易經:鼎:元吉,亨。 初六:鼎顛趾,利出否,得妾以其子,无咎。 九二:鼎有實,我仇有疾,不我能即,吉。 九三:鼎耳革,其行塞,雉膏不食,方雨虧悔,終吉。 九四:鼎折足,覆公餗,其形渥,凶。 六五:鼎黃耳金鉉,利貞。 上九:鼎玉鉉,大吉,无不利。 彖曰:
新字:鞏用黄牛,不可以有為也。 巳日革之,行有嘉也。 革言三就,又何之矣。 改命之吉,信志也。 大人虎変,其文炳也。 君子豹変,其文蔚也。小人革面,順以従君也。周易 第五十卦 巽下離上 易経:鼎:元吉,亨。 初六:鼎顛趾,利出否,得妾以其子,无咎。 九二:鼎有実,我仇有疾,不我能即,吉。 九三:鼎耳革,其行塞,雉膏不食,方雨虧悔,終吉。 九四:鼎折足,覆公餗,其形渥,凶。 六五:鼎黄耳金鉉,利貞。 上九:鼎玉鉉,大吉,无不利。 彖曰:
書き下し
鞏むるに黄牛を用ゐるとは、以て為す有るべからざるなり。巳日に之を革むとは、行きて嘉(よ)きこと有るなり。革言三たび就るとは、又何(いづ)くにか之(ゆ)かん。命を改むるの吉は、志を信ぜらるればなり。大人虎変すとは、其の文(あや)炳(へい)たるなり。君子豹変すとは、其の文蔚(うつ)たるなり。小人は面を革むとは、順にして以て君に従ふなり。周易 第五十卦。巽下離上。易経。鼎は、元いに吉、亨る。初六、鼎趾(あし)を顛(さかしま)にす、否(わる)きを出すに利あり。妾を得て其の子を以てす、咎无し。九二、鼎に実有り。我が仇(あいて)疾(やまひ)有り、我に即く能はず、吉。九三、鼎の耳革まり、其の行塞がる、雉の膏(あぶら)食はれず。方(まさ)に雨ふらんとして悔を虧(か)く、終に吉。九四、鼎足を折り、公の餗(そく)を覆す、其の形渥(あく)たり、凶。六五、鼎黄耳金鉉(きんげん)あり、貞に利あり。上九、鼎玉鉉あり、大吉にして利あらざる无し。彖に曰く、
現代語訳
黄牛の皮で固く縛るとは、まだ事を起こしてはならないのである。巳の日にこれを改めるとは、進んでよいことがあるのである。改革の議論が三度まとまったのなら、ほかにどこへ行こうか(もう迷うことはない)。天命を改めて吉とは、その志が信じられるからである。大人物が虎のように変わるとは、その模様がくっきりと輝くのである。君子が豹のように変わるとは、その模様が細やかで美しいのである。小人が顔つきを改めるとは、素直に君主に従うのである。周易 第五十卦。下が巽(木)、上が離(火)。易経にいう。鼎(かなえ、煮炊きの器)の卦。大いに吉で通じる。初六、鼎をひっくり返して足を上にする。中の汚れを出すのによい。妾を得てその子によって家を継ぐ。咎はない。九二、鼎に中身がある。わが相手には病があって、わたしに近づけない。吉である。九三、鼎の耳が変わって、持ち運びがふさがれる。雉のうまい脂身も食べてもらえない。やがて雨が降って後悔が消える。最後は吉。九四、鼎の足が折れて、公のための料理をひっくり返す。その姿はぐしょ濡れで見苦しい。凶である。六五、鼎に黄色の耳と金の鉉(つる、持ち手を通す棒)がある。正しさを守るのがよい。上九、鼎に玉の鉉がある。大いに吉で、利のないことはない。彖伝にいう。
解説
関連する章句
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易経・井卦井泥にして食はれずとは、下なればなり。旧井に禽无しとは、時舎(す)つるなり。井谷鮒に射ぐとは、与(くみ)する无きなり。井渫へども食はれずとは、行く者も惻むなり。王の明らかなるを求むるは、福を受けんとてなり。井甃す咎无しとは、井を修むるなり。寒泉の食はるるは、中正なればなり。元吉にして上に在るは、大いに成るなり。周易 第四十九卦。離下兌上。易経。革は、巳日(いじつ)乃ち孚あり、元いに亨る、貞に利あり、悔亡ぶ。初九、鞏(かた)むるに黄牛の革を用ゐる。六二、巳日乃ち之を革む、征けば吉、咎无し。九三、征けば凶、貞なれども厲ふし。革言三たび就(な)りて、孚有り。九四、悔亡ぶ、孚有りて命を改む、吉。九五、大人虎変す、未だ占はずして孚有り。上六、君子豹変す、小人は面を革む。征けば凶、居りて貞なれば吉。彖に曰く、
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易経・鼎卦鼎趾を顛(さかしま)にすとは、未だ悖(もと)らざるなり。否(わる)きを出すに利ありとは、以て貴きに従ふなり。鼎に実有りとは、之(ゆ)く所を慎むなり。我が仇疾有りとは、終に尤无きなり。鼎の耳革まるとは、其の義を失ふなり。公の餗(そく)を覆すとは、信に如何せん。鼎黄耳ありとは、中以て実と為すなり。玉鉉上に在るは、剛柔節あるなり。周易 第五十一卦。震下震上。易経。震は、亨る。震の来るとき虩虩(げきげき)たり、笑言啞啞(あくあく)たり。震は百里を驚かすも、匕鬯(ひちょう)を喪はず。初九、震の来るとき虩虩たり、后に笑言啞啞たり、吉。六二、震の来ること厲ふし、億(はか)りて貝を喪ひ、九陵に躋(のぼ)る、逐ふ勿かれ、七日にして得ん。六三、震ひて蘇蘇(そそ)たり、震ひて行けば眚无し。九四、震ひて遂に泥む。六五、震往来厲ふし、億りて喪ふこと无く、事有り。上六、震ひて索索(さくさく)たり、視ること矍矍(かくかく)たり、征けば凶。震其の躬(み)に于(お)いてせず、其の隣に于いてす、咎无し。婚媾言有り。彖に曰く、
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易経・雑卦家人は、内なり。否(ひ)と泰とは、其の類を反(かえ)すなり。大壮は則ち止まり、遯(とん)は則ち退くなり。大有は、衆(おお)きなり。同人は、親しむなり。革は、故(ふる)きを去るなり。鼎(てい)は、新しきを取るなり。小過は、過ぐるなり。中孚は、信なり。
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易経・坎卦習坎にして坎に入るとは、道を失いて凶なるなり。求めて小しく得とは、未だ中を出でざるなり。来たるも之くも坎坎たりとは、終に功无きなり。樽酒簋弐とは、剛柔際わるなり。坎盈たずとは、中未だ大ならざるなり。上六道を失う、凶なること三歳なり。周易 第三十卦。離下離上。易経。離は、貞しきに利ろし、亨る。牝牛を畜えば、吉。初九、履むこと錯然たり、之を敬すれば咎无し。六二、黄離、元いに吉。九三、日昃くの離、缶を鼓して歌わざれば、則ち大耋の嗟あり、凶。九四、突如として其れ来如たり、焚如たり、死如たり、棄如たり。六五、涕を出だすこと沱若たり、戚えて嗟くこと若たり、吉。上九、王用て出征す、嘉きこと有りて首を折る、獲ること其の醜に匪ず、咎无し。彖に曰く、
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易経・彖伝革(かく)は、水火相い息(け)し、二女同居して、其の志相い得ざるを革と曰う。「已日(いじつ)にして乃ち孚(まこと)とせらる」とは、革(あらた)めて之を信ずるなり。文明にして以て説(よろこ)び、大いに亨(とお)りて以て正し。革めて当たれば、其の悔い乃ち亡(な)し。天地革まりて四時(しじ)成り、湯武(とうぶ)命を革(あらた)むるは、天に順(したが)いて人に応ずるなり。革の時、大なるかな。
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易経・序卦物を革(あらた)むる者は鼎(てい)に若(し)くは莫し、故に之を受くるに鼎を以てす。器を主る者は長子に若くは莫し、故に之を受くるに震を以てす。震とは、動くなり。物は以て終に動くべからず、之を止む、故に之を受くるに艮(ごん)を以てす。艮とは、止まるなり。物は以て終に止まるべからず、故に之を受くるに漸を以てす。
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