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易経 / 同人卦

出門同人,又誰咎也。 同人于宗,吝道也。 伏戎于莽,敵剛也。三歲不興,安行也。 乘其墉,義弗克也,其吉,則困而反則也。 同人之先,以中直也。大師相遇,言相克也。 同人于郊,志未得也。

新字:出門同人,又誰咎也。 同人于宗,吝道也。 伏戎于莽,敵剛也。三歳不興,安行也。 乗其墉,義弗克也,其吉,則困而反則也。 同人之先,以中直也。大師相遇,言相克也。 同人于郊,志未得也。

書き下し

門を出でて人に同じくす、又誰か咎めん。人に同じくするに宗に于いてすとは、吝の道なり。戎を莽に伏すとは、敵剛なればなり。三歳まで興らず、安んぞ行かん。其の墉に乗るとは、義として克たざるなり。其の吉なるは、則ち困しみて則に反ればなり。人に同じくするの先とは、中直を以てなり。大師相遇うとは、相克つを言うなり。人に同じくするに郊に于いてすとは、志未だ得ざるなり。

現代語訳

「門を出たところで人と同じくする」のだから、また誰がとがめようか。「一族の内だけで人と同じくする」とは、恥をかく道である。「兵を草むらに伏せる」とは、敵が剛強だからである。「三年たっても事を起こせない」のなら、どうして進むことができようか。「城壁に登る」とは、義として攻め勝つべきでないということである。それが吉であるのは、行き詰まって正しい法則に立ち返るからである。「人と同じくしようとして初めは泣き叫ぶ」とは、中ほどにいて真っ直ぐだからである。「大軍でようやく出会う」とは、勝って互いに結ばれることを言う。「郊外で人と同じくする」とは、志がまだ十分に遂げられていないことである。

解説

同人の爻辞に付けられた象伝です。一族の内だけで固まるのは「吝の道なり」、恥をかく道だと断じます。九四が城壁に登りながら攻めないのは「義として克たざるなり」、義として勝つべきでないからで、それが吉であるのは行き詰まって正しい法則に立ち返るからだと説きます。攻め落とせる位置まで来ても、道理に合わなければ手を引く。その引き返す勇気が、かえって人との結びつきを保ちます。競争の場でも、勝てるかどうかより、勝ってよいかを問う目を持ちたいものです。

この章句が説くこと

義引き際身内びいき結束

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