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易経 / 需卦

需于郊,不犯難行也。利用恆,无咎,未失常也。 需于沙,衍在中也。雖小有言,以終吉也。 需于泥,災在外也。自我致寇,敬慎不敗也。 需于血,順以聽也。 酒食,貞吉,以中正也。 不速之客來,敬之終吉。雖不當位,未大失也。

新字:需于郊,不犯難行也。利用恒,无咎,未失常也。 需于沙,衍在中也。雖小有言,以終吉也。 需于泥,災在外也。自我致寇,敬慎不敗也。 需于血,順以聴也。 酒食,貞吉,以中正也。 不速之客来,敬之終吉。雖不当位,未大失也。

書き下し

郊に需つとは、難を犯して行かざるなり。恒を用うるに利ろし、咎无しとは、未だ常を失わざるなり。沙に需つとは、衍かにして中に在るなり。小しく言有りと雖も、以て吉に終わるなり。泥に需つとは、災い外に在るなり。我より寇を致す、敬慎すれば敗れざるなり。血に需つとは、順にして以て聴くなり。酒食に貞にして吉とは、中正なるを以てなり。速かざるの客来たる、之を敬すれば終には吉。位に当たらずと雖も、未だ大いに失わざるなり。

現代語訳

「町はずれの野で待つ」とは、困難をおかして進まないことである。「変わらぬ心を保つのがよく、とがめはない」とは、まだ常の道を失っていないからである。「川辺の砂地で待つ」とは、ゆったりとして中ほどにいることである。少しとやかく言われても、最後には吉で終わる。「泥の中で待つ」とは、災いがすぐ外にあることである。自分から賊を招いたのであるから、敬い慎めば敗れることはない。「血の流れる場で待つ」とは、素直に従って時の声を聴くことである。「酒と食事を前にして、正しさを守れば吉」とは、中正の位にいるからである。「招かない客が来て、敬えば最後には吉」とは、位にふさわしくない者であっても、まだ大きな過ちは犯していないということである。

解説

需の爻辞に付けられた象伝で、待つことの意味を爻ごとに説いています。郊外で待つのは「難を犯して行かざるなり」、困難に自ら踏み込まないためだとします。九三が泥の中で待って賊を招いても、「敬慎すれば敗れざるなり」、敬い慎めば敗れないという言葉は、自ら招いた危機でも態度しだいで持ちこたえられることを示します。失敗を招いたと気づいたときこそ、言い訳や強がりをやめ、慎み深く振る舞うことが、立て直しの第一歩になります。

この章句が説くこと

待つ慎重危機敬慎

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