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易経 / 兌卦

和兌之吉,行未疑也。 孚兌之吉,信志也。 來兌之凶,位不當也。 九四之喜,有慶也。 孚于剝,位正當也。 上六引兌,未光也。周易 第五十九卦 坎下巽上 易經:渙:亨。王假有廟,利涉大川,利貞。 初六:用拯馬壯,吉。 九二:渙奔其机,悔亡。 六三:渙其躬,无悔。 六四:渙其群,元吉。渙有丘,匪夷所思。 九五:渙汗其大號,渙王居,无咎。 上九:渙其血,去逖出,无咎。 彖曰:

新字:和兌之吉,行未疑也。 孚兌之吉,信志也。 来兌之凶,位不当也。 九四之喜,有慶也。 孚于剥,位正当也。 上六引兌,未光也。周易 第五十九卦 坎下巽上 易経:渙:亨。王仮有廟,利渉大川,利貞。 初六:用拯馬壮,吉。 九二:渙奔其机,悔亡。 六三:渙其躬,无悔。 六四:渙其群,元吉。渙有丘,匪夷所思。 九五:渙汗其大号,渙王居,无咎。 上九:渙其血,去逖出,无咎。 彖曰:

書き下し

和して兌ぶの吉は、行ひ未だ疑はれざるなり。孚ありて兌ぶの吉は、志を信ずればなり。来りて兌ぶの凶は、位当らざればなり。九四の喜びは、慶び有るなり。剝に孚ありとは、位正当なればなり。上六の引きて兌ぶは、未だ光いならざるなり。周易 第五十九卦。坎下巽上。易経。渙(かん)は、亨る。王有廟に假る。大川を渉るに利あり、貞に利あり。初六、用て拯ふに馬壮んなり、吉。九二、渙るるとき其の机(き)に奔る、悔亡ぶ。六三、其の躬を渙らす、悔无し。六四、其の群を渙らす、元吉。渙りて丘(おか)有り、夷(つね)の思ふ所に匪ず。九五、渙るるとき其の大号を汗(あせ)にす、渙るるとき王居る、咎无し。上九、其の血を渙らし、去りて逖(とほ)く出づ、咎无し。彖に曰く、

現代語訳

和やかに喜んで吉とは、その行いがまだ疑われていないのである。誠をもって喜んで吉とは、その志が信じられるからである。自分から寄って来て喜ばせようとして凶とは、位がふさわしくないからである。九四の喜びとは、めでたいことがあるのである。自分を削り損なう者を信じるとは、位がまさに当を得ているのに油断するからである。上六が人を引き寄せて喜ばせようとするのは、まだその徳が大きく輝いていないのである。周易 第五十九卦。下が坎(水)、上が巽(風)。易経にいう。渙(散る、散らす)の卦。通じる。王が祖先の廟に至って祭る。大きな川を渡るのがよい。正しさを守るのがよい。初六、救うのに強い馬を用いる。吉である。九二、人心が散るとき、頼りとなる机(よりかかる台)のもとへ走る。後悔が消える。六三、自分の身へのこだわりを散らす。後悔はない。六四、自分の仲間の群れを散らす。大いに吉。散らしたあとに丘のような大きな集まりができる。これは常人の思い及ぶところではない。九五、散る時に、汗が出て戻らないように大号令を発する。散る時に王が居所にどっしりと構える。咎はない。上九、傷つく血を散らし、遠くへ去って出る。咎はない。彖伝にいう。

解説

前半は兌の爻の注で、誠からの喜びは志が信じられるから吉であり、人を引き込む喜びはまだ輝かないと結びます。後半の渙は、水の上を風が吹いて氷や水を散らす形で、人心がばらばらになる時と、わだかまりを散らす時の両面を持ちます。王が廟で祭るのは、散った心を祖先への敬いで再び一つにするためです。六三は自分へのこだわりを散らし、六四は私的な派閥を散らして、かえって丘のような大きな集まりを作ります。九五の大号令は、汗が一度出れば戻らないように、出した命令は取り消さないことの比喩です。組織がばらけるときこそ、私心や派閥を解き、共通の拠り所を掲げ、トップが揺るがず構えることが大切だと読めます。

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