易経 / 升卦
允升大吉,上合志也。 九二之孚,有喜也。 升虛邑,无所疑也。 王用亨于岐山,順事也。 貞吉升階,大得志也。 冥升在上,消不富也。周易 第四十七卦 坎下兌上 易經:困:亨,貞大人吉,无咎,有言不信。 初六:臀困于株木,入于幽谷,三歲不覿。 九二:困于酒食,朱紱方來,利用亨祀,征凶,无咎。 六三:困于石,據于蒺藜,入于其宮,不見其妻,凶。 九四:來徐徐,困于金車,吝,有終。 九五:劓刖,困于赤紱,乃徐有說,利用祭祀。 上六:困于葛藟,于臲卼,曰動悔。有悔,征吉。 彖曰:
新字:允升大吉,上合志也。 九二之孚,有喜也。 升虚邑,无所疑也。 王用亨于岐山,順事也。 貞吉升階,大得志也。 冥升在上,消不富也。周易 第四十七卦 坎下兌上 易経:困:亨,貞大人吉,无咎,有言不信。 初六:臀困于株木,入于幽谷,三歳不覿。 九二:困于酒食,朱紱方来,利用亨祀,征凶,无咎。 六三:困于石,拠于蒺藜,入于其宮,不見其妻,凶。 九四:来徐徐,困于金車,吝,有終。 九五:劓刖,困于赤紱,乃徐有説,利用祭祀。 上六:困于葛藟,于臲卼,曰動悔。有悔,征吉。 彖曰:
書き下し
允に升る大吉とは、上志を合すればなり。九二の孚は、喜び有るなり。虚邑に升るとは、疑ふ所无きなり。王用て岐山に亨るとは、事に順ふなり。貞にして吉、階に升るとは、大いに志を得るなり。冥くして升りて上に在るは、消して富まざるなり。周易 第四十七卦。坎下兌上。易経。困は、亨る。貞なる大人は吉にして咎无し。言有るも信ぜられず。初六、臀株木に困しみ、幽谷に入りて、三歳覿(み)ず。九二、酒食に困しむ、朱紱(しゅふつ)方(まさ)に来らんとす、用て亨祀(きょうし)するに利あり、征けば凶、咎无し。六三、石に困しみ、蒺藜(しつり)に拠る。其の宮に入りて、其の妻を見ず、凶。九四、来ること徐徐たり、金車に困しむ、吝なれども終り有り。九五、劓刖(ぎげつ)せらる、赤紱に困しむ、乃ち徐(おもむ)ろに説(よろこ)び有り、用て祭祀するに利あり。上六、葛藟(かつるい)に困しみ、臲卼(げつごつ)に于(お)いてす。曰く、動けば悔ゆと。悔ゆること有りて、征けば吉。彖に曰く、
現代語訳
信じられて昇り大いに吉とは、上の者と志が合うからである。九二の誠とは、喜びがあるということである。人のいない邑に昇るとは、疑うところがないのである。王が岐山で祭るとは、事の筋道に従うのである。正しくしていれば吉で階段を昇るとは、大いに志を遂げるのである。行き先も見えずに昇って最上位にいるのは、消え衰えて豊かではないのである。周易 第四十七卦。下が坎(水)、上が兌(沢)。易経にいう。困(苦しむ)の卦。通じる。正しい大人物ならば吉で咎はない。弁明しても信じてもらえない。初六、尻を切り株にぶつけて苦しみ、暗い谷に入り込み、三年のあいだ人に会わない。九二、酒食に苦しむ(もてなしに疲れる)。朱色の膝掛け(高官の服)をつけた者がまさに来ようとしている。祭祀を行うのがよい。進めば凶だが咎はない。六三、石につまずいて苦しみ、いばらにすがる。家に入ってもその妻に会えない。凶である。九四、ゆっくりとやって来る。金の車に阻まれて苦しむ。恥をかくが、最後はうまくいく。九五、鼻を切られ足を切られる。赤い膝掛け(臣下)に苦しめられる。やがてゆっくりと喜びが来る。祭祀を行うのがよい。上六、葛のつるに絡まれて苦しみ、不安定な高みで揺らぐ。動けば後悔すると思い込む。しかし後悔を改めれば、進んで吉である。彖伝にいう。
解説
関連する章句
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易経・困卦幽谷に入るとは、幽にして明らかならざるなり。酒食に困しむとは、中にして慶び有るなり。蒺藜に拠るとは、剛に乗ればなり。其の宮に入りて其の妻を見ずとは、祥(さいはひ)ならざるなり。来ること徐徐たりとは、志下に在るなり。位に当らずと雖も、与(くみ)する有るなり。劓刖せらるとは、志未だ得ざるなり。乃ち徐ろに説び有りとは、中直を以てなり。用て祭祀するに利ありとは、福を受くるなり。葛藟に困しむとは、未だ当らざるなり。動けば悔ゆ、悔ゆること有りとは、吉にして行くなり。周易 第四十八卦。巽下坎上。易経。井は、邑を改めて井を改めず、喪ふこと无く得ること无し、往来井井(せいせい)たり。汔(ほとん)ど至るも亦未だ井に繘(つるべなは)せず、其の瓶を羸(やぶ)る、凶。初六、井泥(どろ)にして食はれず、旧井に禽(とり)无し。九二、井谷(せいこく)鮒(ふな)に射(そそ)ぐ、瓮(かめ)敝(やぶ)れて漏る。九三、井渫(さら)へども食はれず、我が心の惻(いた)みを為す。用て汲むべし、王明らかならば、并(なら)びに其の福を受けん。六四、井甃(いしだたみ)す、咎无し。九五、井冽(きよ)くして、寒泉食はる。上六、井収(く)みて幕(おほ)ふ勿かれ、孚有りて元吉。彖に曰く、
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易経・萃卦乃ち乱れ乃ち萃まるとは、其の志乱るるなり。引かるれば吉にして咎无しとは、中未だ変ぜざればなり。往けば咎无しとは、上巽(したが)へばなり。大吉にして咎无しとは、位当らざればなり。萃むるに位有りとは、志未だ光いならざるなり。齎咨涕洟すとは、未だ上に安んぜざるなり。周易 第四十六卦。巽下坤上。易経。升は、元いに亨る。用て大人を見る、恤ふる勿かれ、南に征けば吉。初六、允(まこと)に升る、大吉。九二、孚あれば乃ち禴を用ゐるに利あり、咎无し。九三、虚邑に升る。六四、王用て岐山に亨(まつ)る、吉にして咎无し。六五、貞にして吉、階に升る。上六、冥(くら)くして升る、息(や)まざるの貞に利あり。彖に曰く、
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易経・彖伝困(こん)は、剛の掩(おお)わるるなり。険にして以て説(よろこ)び、困(くる)しみて其の所を失わず、亨(とお)る、其れ唯(た)だ君子か。「貞(てい)にして大人は吉なり」とは、剛中なるを以てなり。「言うことあるも信ぜられず」とは、口を尚(たっと)べば乃ち窮すればなり。
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易経・屯卦周易 第三卦。震下坎上。易経。屯は、元いに亨る、貞しきに利ろし。用て往く攸有る勿かれ、侯を建つるに利ろし。初九、磐桓す、貞に居るに利ろし、侯を建つるに利ろし。六二、屯如たり邅如たり、馬に乗りて班如たり。寇するに匪ず婚媾せんとす。女子貞にして字せず、十年にして乃ち字す。六三、鹿に即くに虞无し、惟林中に入る。君子幾をみて舎つるに如かず、往けば吝。六四、馬に乗りて班如たり、婚媾を求む。往けば吉にして利ろしからざる无し。九五、其の膏を屯す。小貞なれば吉、大貞なれば凶。上六、馬に乗りて班如たり、泣血漣如たり。彖に曰く、
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易経・豫卦初六豫を鳴らすとは、志窮まりて凶なり。日を終えず、貞にして吉とは、中正なるを以てなり。盱りて豫しみ悔い有りとは、位当たらざればなり。由りて豫しむ、大いに得る有りとは、志大いに行わるるなり。六五貞にして疾むとは、剛に乗ればなり。恒に死せずとは、中未だ亡びざればなり。豫に冥くして上に在り、何ぞ長かるべけんや。周易 第十七卦。震下兌上。易経。随は、元いに亨る。貞しきに利ろし。咎无し。初九、官渝わる有り、貞にして吉。門を出でて交われば功有り。六二、小子に系りて、丈夫を失う。六三、丈夫に系りて、小子を失う。随いて求むる有れば得。貞に居るに利ろし。九四、随いて獲る有り、貞なれども凶。孚有りて道に在り、以て明らかなれば、何の咎かあらん。九五、嘉に孚あり、吉。上六、之を拘系し、乃ち従いて之を維ぐ。王用て西山に亨す。彖に曰く、
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易経・大過卦藉くに白茅を用うとは、柔下に在るなり。老夫女妻とは、過ぎて以て相与するなり。棟橈むの凶は、以て輔有るべからざるなり。棟隆きの吉は、下に橈まざるなり。枯楊華を生ず、何ぞ久しかるべけんや。老婦士夫、亦醜ずべきなり。過ぎて渉るの凶は、咎むべからざるなり。周易 第二十九卦。坎下坎上。易経。習坎は、孚有り、維れ心亨る。行けば尚ばるる有り。初六、習坎、坎窞に入る、凶。九二、坎に険有り、求めて小しく得。六三、来たるも之くも坎坎たり、険にして且つ枕す、坎窞に入る、用うる勿かれ。六四、樽酒簋弐、缶を用う、約を納るるに牖よりす、終に咎无し。九五、坎盈たず、祗に既に平らかなり、咎无し。上六、係ぐに徽纆を用い、叢棘に寘く、三歳まで得ず、凶。彖に曰く、
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