易経 / 蹇卦
往蹇來譽,宜待也。 王臣蹇蹇,終无尤也。 往蹇來反,內喜之也。 往蹇來連,當位實也。 大蹇朋來,以中節也。 往蹇來碩,志在內也。利見大人,以從貴也。周易 第四十卦 坎下震上 易經:解:利西南,无所往,其來復吉。有攸往,夙吉。 初六:无咎。 九二:田獲三狐,得黃矢,貞吉。 六三:負且乘,致寇至,貞吝。 九四:解而拇,朋至斯孚。 六五:君子維有解,吉;有孚于小人。 上六:公用射隼,于高墉之上,獲之,无不利。 彖曰:
新字:往蹇来誉,宜待也。 王臣蹇蹇,終无尤也。 往蹇来反,内喜之也。 往蹇来連,当位実也。 大蹇朋来,以中節也。 往蹇来碩,志在内也。利見大人,以従貴也。周易 第四十卦 坎下震上 易経:解:利西南,无所往,其来復吉。有攸往,夙吉。 初六:无咎。 九二:田獲三狐,得黄矢,貞吉。 六三:負且乗,致寇至,貞吝。 九四:解而拇,朋至斯孚。 六五:君子維有解,吉;有孚于小人。 上六:公用射隼,于高墉之上,獲之,无不利。 彖曰:
書き下し
往けば蹇み来れば誉れありとは、宜しく待つべきなり。王臣蹇蹇たるは、終に尤(とが)无きなり。往けば蹇み来れば反るとは、内之を喜ぶなり。往けば蹇み来れば連なるとは、位に当りて実あるなり。大いに蹇みて朋来るとは、中節を以てなり。往けば蹇み来れば碩いなりとは、志内に在るなり。大人を見るに利ありとは、以て貴きに従ふなり。周易 第四十卦。坎下震上。易経。解は、西南に利あり。往く所无ければ、其れ来り復(かへ)りて吉。往く攸有れば、夙(はや)くして吉。初六、咎无し。九二、田して三狐を獲、黄矢を得、貞にして吉。六三、負ひ且つ乗る、寇の至るを致す、貞なれども吝。九四、而(なんぢ)の拇(おやゆび)を解け、朋至りて斯(ここ)に孚あり。六五、君子維(こ)れ解くこと有り、吉。小人に孚有り。上六、公用(も)つて隼を高墉(こうよう)の上に射る、之を獲て、利あらざる无し。彖に曰く、
現代語訳
進めば行き悩み戻れば誉れがあるとは、待つのがよいということである。王の臣が苦難を重ねるのは、結局咎められることがない。進めば行き悩むので戻ってもとに返るとは、内にいる者たちがそれを喜ぶのである。戻って仲間と連なるとは、ふさわしい位にいて実があるのである。大いに行き悩むが友が来るとは、中庸の節度をもっているからである。戻れば大きな成果があるとは、志が内にあるのである。大人物に会うのがよいとは、貴い人に従うのである。周易 第四十卦。下が坎(水)、上が震(雷)。易経にいう。解(ほどける)の卦。西南へ行くのがよい。行くべき所がなければ、もとに戻って落ち着けば吉。行くべき所があるなら、早く行けば吉。初六、咎はない。九二、狩りで三匹の狐を獲り、黄色い矢を得る。正しくしていれば吉。六三、荷を背負ったまま車に乗る。それで盗賊を招き寄せる。正しくても恥をかく。九四、おまえの足の親指をほどけ。そうすれば友がやって来て、ここに誠が通う。六五、君子がしがらみを解くことができれば吉。小人にもその誠が伝わる。上六、公が高い城壁の上の隼を射て、これを仕留める。利のないことはない。彖伝にいう。
解説
関連する章句
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易経・睽卦悪人を見るとは、以て咎を辟(さ)くるなり。主に巷に遇ふとは、未だ道を失はざるなり。輿の曳かるるを見るとは、位当らざればなり。初め无くして終り有りとは、剛に遇へばなり。交々孚ありて咎无しとは、志行はるるなり。厥の宗膚を噬むとは、往けば慶び有るなり。雨に遇ふの吉とは、群疑亡ぶなり。周易 第三十九卦。艮下坎上。易経。蹇(けん)は、西南に利あり、東北に利あらず。大人を見るに利あり、貞にして吉。初六、往けば蹇(なや)み、来れば誉れあり。六二、王臣蹇蹇(けんけん)たり、躬(み)の故に匪ず。九三、往けば蹇み来れば反(かへ)る。六四、往けば蹇み来れば連なる。九五、大いに蹇みて朋来る。上六、往けば蹇み来れば碩(おほ)いなり、吉。大人を見るに利あり。彖に曰く、
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易経・彖伝蹇(けん)は、難なり、険前に在るなり。険を見て能く止まる、知なるかな。「蹇は西南に利ろし」とは、往きて中を得るなり。「東北に利ろしからず」とは、其の道窮まればなり。「大人を見るに利ろし」とは、往きて功有るなり。位に当りて「貞しくして吉」とは、以て邦を正すなり。蹇の時用大なるかな。
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易経・解卦剛柔の際(まじは)り、義として咎无きなり。九二の貞吉は、中道を得ればなり。負ひ且つ乗るは、亦(また)丑(は)づべきなり。我より戎(じゅう)を致す、又誰をか咎めん。而の拇を解けとは、未だ位に当らざればなり。君子解くこと有りとは、小人退くなり。公用つて隼を射るとは、以て悖(もと)れるを解くなり。周易 第四十一卦。兌下艮上。易経。損は、孚有れば元吉にして咎无し。貞にすべし、往く攸有るに利あり。曷(なに)をか之れ用ゐん。二簋(にき)以て享(まつ)るに用ゐるべし。初九、事を已(や)めて遄(すみ)やかに往けば咎无し。酌(く)みて之を損す。九二、貞に利あり、征けば凶。損せずして之を益す。六三、三人行けば則ち一人を損し、一人行けば則ち其の友を得。六四、其の疾(やまひ)を損し、遄やかならしむれば喜び有り、咎无し。六五、或いは之を益す、十朋の亀も違ふ克(あた)はず、元吉。上九、損せずして之を益す、咎无し、貞にして吉、往く攸有るに利あり。臣を得て家无し。彖に曰く、
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易経・序卦蹇(けん)とは、難きなり。物は以て終に難かるべからず、故に之を受くるに解(かい)を以てす。解とは、緩むなり。緩めば必ず失う所有り、故に之を受くるに損を以てす。損して已(や)まざれば必ず益す、故に之を受くるに益を以てす。益して已まざれば必ず決す、故に之を受くるに夬(かい)を以てす。夬とは、決するなり。決すれば必ず遇うこと有り、故に之を受くるに姤(こう)を以てす。
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易経・象伝山の上に水有るは、蹇(けん)なり。君子以て身に反(かえ)りて德を修む。
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