易経 / 明夷卦
君子于行,義不食也。 六二之吉,順以則也。 南狩之志,乃大得也。 入于左腹,獲心意也。 箕子之貞,明不可息也。 初登于天,照四國也。后入于地,失則也。周易 第三十七卦 離下巽上 易經:家人:利女貞。 初九:閑有家,悔亡。 六二:无攸遂,在中饋,貞吉。 九三:家人嗃嗃,悔厲吉;婦子嘻嘻,終吝。 六四:富家,大吉。 九五:王假有家,勿恤。吉。 上九:有孚威如,終吉。 彖曰:
新字:君子于行,義不食也。 六二之吉,順以則也。 南狩之志,乃大得也。 入于左腹,獲心意也。 箕子之貞,明不可息也。 初登于天,照四国也。后入于地,失則也。周易 第三十七卦 離下巽上 易経:家人:利女貞。 初九:閑有家,悔亡。 六二:无攸遂,在中饋,貞吉。 九三:家人嗃嗃,悔厲吉;婦子嘻嘻,終吝。 六四:富家,大吉。 九五:王仮有家,勿恤。吉。 上九:有孚威如,終吉。 彖曰:
書き下し
君子于に行くとは、義として食はざるなり。六二の吉は、順にして則(のり)あるを以てなり。南狩の志は、乃ち大いに得るなり。左の腹に入るとは、心意を獲るなり。箕子の貞は、明息(や)むべからざるなり。初めは天に登るとは、四国を照らすなり。后には地に入るとは、則を失へばなり。周易 第三十七卦。離下巽上。易経。家人は、女の貞なるに利あり。初九、閑(ふせ)ぎて家を有(たも)つ、悔亡ぶ。六二、遂ぐる攸无く、中饋(ちゅうき)に在り、貞にして吉。九三、家人嗃嗃(かくかく)たり、悔厲(あや)ふけれども吉。婦子(ふし)嘻嘻(きき)たれば、終に吝。六四、家を富ます、大吉。九五、王有家に假(いた)る、恤ふる勿かれ、吉。上九、孚有りて威如たり、終に吉。彖に曰く、
現代語訳
君子が去って行くとは、義として禄を食まないのである。六二が吉なのは、従順でありながら筋道を守るからである。南へ狩りに出る志とは、大いに得るところがあるということである。左の腹に入りこむとは、相手の心の内をつかむのである。箕子が正しさを守ったとは、明るさは消し去ることができないということである。初めは天に登るとは、四方の国を照らすことである。後には地に落ちるとは、守るべき法を失ったからである。周易 第三十七卦。下が離(火)、上が巽(風)。易経にいう。家人(家の人々)の卦。女性が正しさを守るのがよい。初九、けじめを設けて家を保てば、後悔が消える。六二、自分で事を成し遂げようとせず、家の中で食事を司る。正しくしていれば吉。九三、家の者を厳しく叱りつける。後悔もあり危ういが吉である。妻や子がへらへら笑ってばかりいれば、最後には恥をかく。六四、家を富ませる。大いに吉。九五、王が家に至って家を保つ。心配はいらない。吉である。上九、誠があって威厳があれば、最後は吉である。彖伝にいう。
解説
関連する章句
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易経・晉卦晋如たり摧如たりとは、独り正を行ふなり。裕にすれば咎无しとは、未だ命を受けざればなり。茲の介福を受くとは、中正を以てなり。衆允とするの志は、上り行くなり。鼫鼠の貞厲は、位当らざればなり。失得恤ふる勿かれとは、往けば慶び有るなり。維れ用て邑を伐つとは、道未だ光(おほ)いならざるなり。周易 第三十六卦。離下坤上。易経。明夷は、艱(なや)みて貞なるに利あり。初九、明夷(めいい)于(ここ)に飛び、其の翼を垂る。君子于に行き、三日食はず。往く攸(ところ)有れば、主人言(とが)むること有り。六二、明夷、左の股を夷(やぶ)らる。用て拯(すく)ふに馬壮んなれば、吉。九三、明夷于に南に狩りし、其の大首を得。疾(と)く貞にすべからず。六四、左の腹に入り、明夷の心を獲て、于に門庭を出づ。六五、箕子(きし)の明夷、貞に利あり。上六、明らかならずして晦(くら)し。初めは天に登り、后(のち)には地に入る。彖に曰く、
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易経・家人卦閑ぎて家を有つとは、志未だ変ぜざればなり。六二の吉は、順にして以て巽(したが)へばなり。家人嗃嗃たるは、未だ失はざるなり。婦子嘻嘻たるは、家の節を失ふなり。家を富ます大吉とは、順にして位に在ればなり。王有家に假るとは、交々(こもごも)相愛するなり。威如の吉とは、身に反(かへ)るの謂ひなり。周易 第三十八卦。兌下離上。易経。睽(けい)は、小事には吉。初九、悔亡ぶ。馬を喪ふも逐ふ勿かれ、自ら復(かへ)る。悪人を見れば咎无し。九二、主に巷(こうぢ)に遇ふ、咎无し。六三、輿(くるま)の曳かるるを見る、其の牛掣(ひきとど)めらる。其の人天(てん)せられ且つ劓(はなき)らる。初め无くして終り有り。九四、睽きて孤なり、元夫に遇ふ、交々孚あり、厲ふけれども咎无し。六五、悔亡ぶ、厥(そ)の宗膚を噬(か)む、往くも何の咎かあらん。上九、睽きて孤なり、豕(ぶた)の涂(どろ)を負ふを見、鬼を一車に載す。先には之が弧(ゆみ)を張り、后には之が弧を説(と)く。寇するに匪ず、婚媾せんとす。往きて雨に遇へば則ち吉。彖に曰く、
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易経・象伝風、火より出づるは、家人なり。君子以て言に物有り、而して行いに恒有り。
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易経・序卦晋とは、進むなり。進めば必ず傷る所有り、故に之を受くるに明夷(めいい)を以てす。夷とは、傷るなり。外に傷る者は必ず家に反(かえ)る、故に之を受くるに家人を以てす。家道窮すれば必ず乖(そむ)く、故に之を受くるに睽(けい)を以てす。睽とは、乖くなり。乖けば必ず難有り、故に之を受くるに蹇(けん)を以てす。
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易経・彖伝明地中に入るは、明夷(めいい)なり。内は文明にして外は柔順、以て大難を蒙(こうむ)る、文王之を以てす。「艱(なや)みて貞しきに利ろし」とは、其の明を晦(くら)ますなり。内難ありて能く其の志を正しくす、箕子(きし)之を以てす。
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易経・旅卦旅して瑣瑣たりとは、志窮まりて災あるなり。童僕の貞を得とは、終に尤无きなり。旅して其の次を焚かるとは、亦以て傷(やぶ)るるなり。旅を以て下に与(くみ)す、其の義喪ふなり。旅して処るとは、未だ位を得ざるなり。其の資斧を得るも、心未だ快からざるなり。終に以て誉命ありとは、上逮(およ)ぶなり。旅を以て上に在るは、其の義焚かるるなり。牛を易に喪ふとは、終に之を聞くこと莫きなり。周易 第五十七卦。巽下巽上。易経。巽は、小しく亨る。往く攸有るに利あり。大人を見るに利あり。初六、進退す、武人の貞に利あり。九二、巽(したが)ひて牀(とこ)の下に在り、史巫(しふ)を用ゐること紛若(ふんじゃく)たり、吉にして咎无し。九三、頻(しき)りに巽ふ、吝。六四、悔亡ぶ、田して三品を獲。九五、貞にして吉、悔亡ぶ、利あらざる无し。初め无くして終り有り。庚(かう)に先だつこと三日、庚に后(おく)るること三日、吉。上九、巽ひて牀の下に在り、其の資斧を喪ふ、貞なれども凶。彖に曰く、
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