易経 / 无妄卦
无妄之往,得志也。 不耕穫,未富也。 行人得牛,邑人災也。 可貞无咎,固有之也。 无妄之藥,不可試也。 无妄之行,窮之災也。周易 第二十六卦 乾下艮上 易經:大畜:利貞,不家食吉,利涉大川。 初九:有厲利已。 九二:輿說輹。 九三:良馬逐,利艱貞。曰閑輿衛,利有攸往。 六四:童牛之牿,元吉。 六五:豶豕之牙,吉。 上九:何天之衢,亨。 彖曰:
新字:无妄之往,得志也。 不耕穫,未富也。 行人得牛,邑人災也。 可貞无咎,固有之也。 无妄之薬,不可試也。 无妄之行,窮之災也。周易 第二十六卦 乾下艮上 易経:大畜:利貞,不家食吉,利渉大川。 初九:有厲利已。 九二:輿説輹。 九三:良馬逐,利艱貞。曰閑輿衛,利有攸往。 六四:童牛之牿,元吉。 六五:豶豕之牙,吉。 上九:何天之衢,亨。 彖曰:
書き下し
无妄の往くは、志を得るなり。耕さずして穫るとは、未だ富まんとせざるなり。行人牛を得るは、邑人の災いなり。貞にすべし、咎无しとは、固く之を有つなり。无妄の薬は、試むべからざるなり。无妄の行くは、窮まるの災いなり。周易 第二十六卦。乾下艮上。易経。大畜は、貞しきに利ろし。家食せずして吉、大川を渉るに利ろし。初九、厲きこと有り、已むに利ろし。九二、輿輹を説く。九三、良馬逐う、艱貞に利ろし。曰に輿衛を閑えば、往く攸有るに利ろし。六四、童牛の牿、元いに吉。六五、豶豕の牙、吉。上九、何ぞ天の衢なる、亨る。彖に曰く、
現代語訳
「いつわりなく進む」とは、志を遂げることである。「耕さないうちから収穫を当てにしない」とは、まだ富を求めていないということである。「通りがかりの者が牛を得る」とは、町の人の災いとなることである。「正しさを守ることができ、とがめがない」とは、もともと固く持っているものだからである。「思いがけない病に用いる薬」は、試してはならない。「いつわりなくても動く」とは、行き詰まった末の災いである。『周易』第二十六の卦。下が乾(天)、上が艮(山)の卦である。易経にいう。大畜(大いに蓄える、大いに止める)は、正しさを守るのがよい。家で食べるのではなく朝廷で禄を食めば吉であり、大きな川を渡るような大事に乗り出すのがよい。初九、危うさがある。とどまるのがよい。九二、車の車軸止めが外れて進めない。九三、良い馬で追いかける。苦しみの中で正しさを守るのがよい。日々、車の操り方と身の守り方を習っておけば、進んで事を行うのがよい。六四、子牛の角に横木をつける。大いに吉である。六五、去勢された豚の牙である。吉である。上九、なんと天の大通りのように開けていることか。通る。彖伝にいう。
解説
関連する章句
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易経・復卦遠からずして復るは、以て身を修むるなり。休く復るの吉は、以て仁に下るなり。頻りに復るの厲ふきは、義として咎无きなり。中行して独り復るは、以て道に従ふなり。敦く復りて悔无きは、中以て自ら考(な)すなり。復るに迷ふの凶は、君道に反すればなり。周易 第二十五卦。震下乾上。易経。无妄は、元いに亨る、貞に利あり。其れ正に匪ざれば眚(わざはひ)有り、往く攸有るに利あらず。初九、无妄なり、往けば吉。六二、耕さずして穫(か)り、菑(し)せずして畬(よ)す、則ち往く攸有るに利あり。六三、无妄の災、或いは之が牛を系ぐ、行人の得るは、邑人の災なり。九四、貞にすべし、咎无し。九五、无妄の疾、薬すること勿くして喜び有り。上九、无妄なれども、行けば眚有り、利しき攸无し。彖に曰く、
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易経・彖伝無妄は、剛外より来りて内に主と為る、動きて健、剛中にして応ず。大いに亨りて以て正しきは、天の命なり。「其れ正に匪ざれば眚有り、往く攸有るに利ろしからず」とは、無妄の往くこと何くにか之かん。天命祐けず、行かんや。
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易経・大畜卦厲きこと有り、已むに利ろしとは、災いを犯さざるなり。輿輹を説くとは、中にして尤无きなり。往く攸有るに利ろしとは、上志を合わすなり。六四の元いに吉なるは、喜び有るなり。六五の吉は、慶び有るなり。何ぞ天の衢なるとは、道大いに行わるるなり。周易 第二十七卦。震下艮上。易経。頤は、貞にして吉。頤を観て、自ら口実を求む。初九、爾の霊亀を舎てて、我を観て頤を朶る、凶。六二、顛しまに頤わる、経に払る、丘に于いて頤わんとす、征けば凶。六三、頤に払る、貞なれども凶、十年用うる勿かれ、利ろしき攸无し。六四、顛しまに頤わるるも吉、虎視眈眈、其の欲逐逐たり、咎无し。六五、経に払る、貞に居れば吉、大川を渉るべからず。上九、由りて頤わる、厲けれども吉、大川を渉るに利ろし。彖に曰く、
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易経・象伝天の下に雷行き、物ごとに无妄(むぼう)を與(あた)う。先王、以て茂(さか)んに時に對(こた)え、萬物を育(やしな)う。
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易経・豐卦旬しと雖も咎无しとは、旬を過ぐれば災あるなり。孚有りて発若たりとは、信以て志を発するなり。其の沛を豊いにすとは、大事に可ならざるなり。其の右の肱を折るとは、終に用ゐるべからざるなり。其の蔀を豊いにすとは、位当らざればなり。日中に斗を見るとは、幽にして明らかならざるなり。其の夷主に遇ふ、吉とは、行くなり。六五の吉は、慶び有るなり。其の屋を豊いにすとは、天際に翔るなり。其の戸を窺へば、闃として其れ人无しとは、自ら蔵(かく)るるなり。周易 第五十六卦。艮下離上。易経。旅は、小しく亨る、旅は貞にして吉。初六、旅して瑣瑣(ささ)たり、斯れ其の災を取る所なり。六二、旅して次(やど)に即き、其の資を懐(いだ)き、童僕の貞を得。九三、旅して其の次を焚(や)かれ、其の童僕を喪ふ、貞なれども厲ふし。九四、旅して処(を)り、其の資斧を得るも、我が心快からず。六五、雉を射て一矢亡(うしな)ふも、終に以て誉命あり。上九、鳥其の巣を焚かる、旅人先には笑ひ后には号咷(ごうたう)す。牛を易に喪ふ、凶。彖に曰く、
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易経・象伝天、山中に在るは、大畜なり。君子以て多く前言往行を識(しる)し、以て其の德を畜(たくわ)う。
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