師導古典を学びたいすべての人に

易経 / 賁卦

舍車而徒,義弗乘也。 賁其須,與上興也。 永貞之吉,終莫之陵也。 六四,當位疑也。匪寇婚媾,終无尤也。 六五之吉,有喜也。 白賁无咎,上得志也。周易 第二十三卦 坤下艮上 易經:剝:不利。有攸往。 初六:剝牀以足,蔑貞凶。 六二:剝牀以辨,蔑貞凶。 六三:剝之,无咎。 六四:剝牀以膚,凶。 六五:貫魚,以宮人寵,无不利。 上九:碩果不食,君子得輿,小人剝廬。 彖曰:

新字:舎車而徒,義弗乗也。 賁其須,与上興也。 永貞之吉,終莫之陵也。 六四,当位疑也。匪寇婚媾,終无尤也。 六五之吉,有喜也。 白賁无咎,上得志也。周易 第二十三卦 坤下艮上 易経:剥:不利。有攸往。 初六:剥牀以足,蔑貞凶。 六二:剥牀以弁,蔑貞凶。 六三:剥之,无咎。 六四:剥牀以膚,凶。 六五:貫魚,以宮人寵,无不利。 上九:碩果不食,君子得輿,小人剥廬。 彖曰:

書き下し

車を舎てて徒すとは、義として乗らざるなり。其の須を賁るとは、上と与に興るなり。永く貞なるの吉は、終に之を陵ぐ莫きなり。六四は、位に当たりて疑うなり。寇するに匪ず婚媾せんとすとは、終に尤无きなり。六五の吉は、喜び有るなり。白く賁る、咎无しとは、上志を得るなり。周易 第二十三卦。坤下艮上。易経。剝は、往く攸有るに利ろしからず。初六、牀を剝ぐに足を以てす、貞を蔑ぼす、凶。六二、牀を剝ぐに辨を以てす、貞を蔑ぼす、凶。六三、之を剝ぐ、咎无し。六四、牀を剝ぐに膚を以てす、凶。六五、魚を貫く、宮人を以て寵せらる、利ろしからざる无し。上九、碩果食われず、君子は輿を得、小人は廬を剝ぐ。彖に曰く、

現代語訳

「車を捨てて歩いて行く」とは、道義として車に乗るべきでないからである。「そのあごひげを飾る」とは、上の者とともに立ち上がることである。「いつまでも正しさを守って吉」とは、最後まで誰も侮って踏みにじらないからである。六四は、ふさわしい位にいながら、飾るべきか素朴であるべきか迷っている。「相手は賊ではなく縁組を求める者」とは、最後にはとがめがないことである。「六五の吉」とは、喜びがあることである。「白い飾りでとがめがない」とは、一番上にあって志を得ることである。『周易』第二十三の卦。下が坤(地)、上が艮(山)の卦である。易経にいう。剝(はがれる、削がれる)は、進んで事を行うのはよくない。初六、寝台の脚を削ぐ。正しさを滅ぼす。凶である。六二、寝台の脚と床板の境目を削ぐ。正しさを滅ぼす。凶である。六三、削ぐ者たちの中にいながら上と応じる。とがめはない。六四、寝台の上の皮膚まで削ぐ。凶である。六五、魚を串に貫いたように宮女たちを率いて、君の寵愛を受けさせる。不利なことはない。上九、大きな果実が食べられずに残る。君子なら人々に車として担がれ、小人なら自分の住む家まで剥ぎ取る。彖伝にいう。

解説

前半は賁の象伝で、車を捨てて歩くのは道義として乗るべきでないからだと、飾らない自尊を説きます。後半は第二十三卦の剝で、五本の陰が下から積み上がり、ただ一本の陽を上に追い詰める姿から、正しいものが削がれていく衰えの時を表します。寝台を脚から、境目から、ついには人の肌まで削いでいく描写は、組織が末端から蝕まれていく様子そのものです。卦辞は、このような時には進んで事を起こすなと告げます。しかし上九の「碩果食われず」は、大きな果実が一つ残り、そこに次の芽が宿るという希望の言葉です。衰退の時期には無理に動かず、残された核を守り抜くことが、次の再生につながります。

関連する章句

古典の入門書『人生の教科書』の表紙

人生の答えは、ぜんぶ古典に書いてあった。

古典の入門書『人生の教科書』(PDF)と、師導の全機能1か月がセットで700円。二十四の悩みに、論語・老子・孫子から徒然草・五輪書までが答えます。

本の中身を見る
古典の入門書『人生の教科書』(PDF)+師導1か月=700円 本を見る