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易経 / 蠱卦

幹父之蠱,意承考也。 幹母之蠱,得中道也。 幹父之蠱,終无咎也。 裕父之蠱,往未得也。 幹父用譽,承以德也。 不事王侯,志可則也。周易 第十九卦 兌下坤上 易經:臨:元亨。利貞。至于八月有凶。 初九:咸臨,貞吉。 九二:咸臨,吉无不利。 六三:甘臨,无攸利。既憂之,无咎。 六四:至臨,无咎。 六五:知臨,大君之宜,吉。 上六:敦臨,吉无咎。 彖曰:

新字:幹父之蠱,意承考也。 幹母之蠱,得中道也。 幹父之蠱,終无咎也。 裕父之蠱,往未得也。 幹父用誉,承以徳也。 不事王侯,志可則也。周易 第十九卦 兌下坤上 易経:臨:元亨。利貞。至于八月有凶。 初九:咸臨,貞吉。 九二:咸臨,吉无不利。 六三:甘臨,无攸利。既憂之,无咎。 六四:至臨,无咎。 六五:知臨,大君之宜,吉。 上六:敦臨,吉无咎。 彖曰:

書き下し

父の蠱を幹すとは、意考を承くるなり。母の蠱を幹すとは、中道を得るなり。父の蠱を幹すとは、終に咎无きなり。父の蠱を裕かにすとは、往くも未だ得ざるなり。父を幹して誉れを用うるとは、承くるに徳を以てするなり。王侯に事えずとは、志則るべきなり。周易 第十九卦。兌下坤上。易経。臨は、元いに亨る。貞しきに利ろし。八月に至りて凶有り。初九、咸じて臨む、貞にして吉。九二、咸じて臨む、吉にして利ろしからざる无し。六三、甘くして臨む、利ろしき攸无し。既に之を憂うれば、咎无し。六四、至りて臨む、咎无し。六五、知もて臨む、大君の宜しきなり、吉。上六、敦くして臨む、吉にして咎无し。彖に曰く、

現代語訳

「父の残した乱れを立て直す」とは、亡き父の本当の志を受け継ぐことである。「母の残した乱れを立て直す」とは、中庸の道を得ることである。「父の残した乱れを立て直す」九三は、最後にはとがめがない。「父の残した乱れをゆるやかに見過ごす」とは、進んでもまだ得るところがないことである。「父の乱れを立て直して誉れを得る」とは、徳をもって受け継ぐことである。「王侯に仕えない」とは、その志が手本とするに足るということである。『周易』第十九の卦。下が兌(沢)、上が坤(地)の卦である。易経にいう。臨(のぞむ、上から臨み治める)は、大いに通る。正しさを守るのがよい。八月に至れば凶がある。初九、感じ合って臨む。正しさを守れば吉である。九二、感じ合って臨む。吉で、不利なことはない。六三、甘い言葉で臨む。よいことはない。それを憂えて改めれば、とがめはない。六四、真心を尽くして親しく臨む。とがめはない。六五、知恵をもって臨む。大君にふさわしいあり方で、吉である。上六、手厚い真心で臨む。吉でとがめはない。彖伝にいう。

解説

前半は蠱の象伝で、父の乱れを立て直すことは父の形ではなく本当の志を受け継ぐことであり、それは徳をもって受け継ぐことだと説きます。後半は第十九卦の臨で、沢の上に地がある、岸辺から水に臨む姿から、上に立つ者が下に臨み治めることを表します。二本の陽が下から伸びてくる勢いのある卦ですが、卦辞は「八月に至りて凶有り」と、勢いはいずれ衰えると先に警告します。爻辞は臨み方を並べます。感じ合って臨む、甘い言葉で臨む、真心で臨む、知恵で臨む、手厚く臨む。六三の甘い言葉だけの統率は利がないとされます。部下に向き合う上司の姿勢として、甘さより誠と知恵が問われることを示しています。

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