長短経 / 変通
故曰、料敵在心、察機在目、因形而作勝于衆、善之善者矣。此變通之理也。
新字:故曰、料敵在心、察機在目、因形而作勝于衆、善之善者矣。此変通之理也。
書き下し
故に曰く、敵を料るは心に在り、機を察するは目に在り。形に因りて勝ちを衆に作すは、善の善なる者なり。此れ変通の理なり。
現代語訳
だから言う。敵を見積もるのは心であり、機を察するのは目である。敵の形に応じて多くの兵の中に勝ちを作り出すのが、最善の中の最善である。これが変通の道理である。
解説
変通の篇の結論は短い言葉です。敵を見積もるのは心で、機を見抜くのは目だ。相手の形に合わせて勝ち方を作り出すことが、最善の中の最善である。孫臏の減竈と虞詡の増竈が示したように、正解の手段は一つではない。自分の心で相手の考えを読み、自分の目で目の前の兆しを見て、その場で勝ち方を組み立てる。決まった型を持つことより、型を変える判断力を持つことが大切なのです。

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本の中身を見るこの章句が説くこと
変通臨機応変観察判断力型洞察
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