呻吟語 / 内篇・應務・一葉を觀て樹の死生を知る
觀一葉而知樹之死生,觀一面而知人之病否,現一言而知識之是非,現一事而知心之邪正。
新字:観一葉而知樹之死生,観一面而知人之病否,現一言而知識之是非,現一事而知心之邪正。
書き下し
一葉を觀て樹の死生を知り、一面を觀て人の病否を知り、一言を現て識の是非を知り、一事を現て心の邪正を知る。
現代語訳
一枚の葉を見て木が生きているか枯れているかを知り、一つの顔を見て人が病んでいるかを知り、一つの言葉を見て見識が正しいかを知り、一つの事を見て心が邪か正かを知ります。
解説
部分から全体を読む力を、四つ並べます。葉から木、顔から体、言葉から見識、一事から心。前の二つは誰でも納得しますが、後の二つは判断が難しい。それでも同じ原理で読めると言うのです。全体は部分に現れているという前提に立っており、細かく見ることの効き目を示した一段になっています。全体は部分に現れているという前提に立った一段です。
この章句が説くこと
観察部分全体洞察兆候
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