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智囊 / 詰奸・魯永清

成都有奸獄,一曰:「和姦」,一曰「強姦」,臬長不能決,以屬成都守魯公。公令隸有力者去婦衣,諸衣皆去,獨裡衣婦以死自持,隸無如之何。公曰:「供作和姦,蓋婦苟守貞,衣且不能去,況可犯邪?」〔馮述評〕魯公,蘄水人,決獄如流。門外築屋數椽,鍋灶皆備,訟者至,寓居之,一見即決,飯未嘗再炊。有「魯不解擔」之謠。

新字:成都有奸獄,一曰:「和姦」,一曰「強姦」,臬長不能決,以属成都守魯公。公令隸有力者去婦衣,諸衣皆去,独裡衣婦以死自持,隸無如之何。公曰:「供作和姦,蓋婦苟守貞,衣且不能去,況可犯邪?」〔馮述評〕魯公,蘄水人,決獄如流。門外築屋数椽,鍋灶皆備,訟者至,寓居之,一見即決,飯未嘗再炊。有「魯不解担」之謡。

書き下し

成都に姦獄有り。一は「和姦」と曰い、一は「強姦」と曰う。臬長は決する能わず、以て成都守魯公に属す。公は隷の力有る者をして婦の衣を去らしむ。諸衣皆な去るも、独り裡衣の婦は死を以て自ら持し、隷は之を如何ともする無し。公曰く、「供して和姦と作せ。蓋し婦にして苟くも貞を守らば、衣すら且つ去る能わず、況んや犯す可けんや」と。〔馮述評〕魯公は蘄水の人、決獄は流るるが如し。門外に屋を築くこと数椽、鍋灶皆な備わり、訟者至らば之に寓居せしめ、一見して即ち決し、飯は未だ嘗て再び炊がず。「魯は担を解かず」の謡有り。

現代語訳

成都で姦通の訴訟が起こりました。一方は「合意の上」と言い、もう一方は「無理強い」と言い、按察使は決められず、成都の知事の魯公に任せました。魯公は力のある下役に、女の衣を脱がせるよう命じました。すべての衣は脱がされましたが、ただ一枚の下着だけは、女が死に物狂いで守り、下役もどうすることもできませんでした。魯公は言いました。「合意の上の姦通と記録せよ。もし女が貞操を守るのなら、衣すら脱がせることができないのだから、まして犯すことなどできようか」。〔馮夢龍の述評〕魯公は蘄水の人で、裁判を流れるように決した。門の外に数間の家を築き、鍋や竈もすべて備え、訴える者が来ればそこに泊まらせ、一目見てすぐに決着させ、飯を二度炊くことがなかった。「魯公は荷を解かない」という歌が生まれたほどである。

解説

この話は、現代の感覚では問題が大きい手法を含んでいる点に、まず注意が必要です。馮夢龍は、貞操を守る意志があれば衣すら脱がせられないという論理で判断を下しましたが、被害を訴える者を物理的に試すやり方は、今日では正当化できません。この話から現代の管理職が読み取るべきは、むしろ後半に記された魯公の迅速さです。訴える者を泊まらせる家を用意して、飯を二度炊かせずに決着させる姿勢は、判断の遅れが当事者を苦しめるという認識を示します。ただし、早さのために公正を犠牲にしてはならない、という戒めも合わせて読むべき話です。

この章句が説くこと

和姦強姦裡衣魯不解担迅速な裁決手続きの公正被害者への配慮

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