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武士道 / 第十六章 武士道の命脈・某は欠点無き人物なる乎

忠義の一語は凡て高尙なる感想の冷却するを再燃せしめたり。曾て某校に一團を成せる不覊粗暴の靑年あり、教授某に對する不、平の念より、數日の間同盟休校を敢てしたるに、其校長の彼等に向ひ、『某は缺點無き人物なる乎、然らば彼を尊重して、其留任を求300號將第一發發文學發文學會發文學學むべきなり。財源廣進協定會員等に於したあとの簡單なる二問を發したるが爲めに、靑年は直ちに同盟を解散し、彼等が紛擾の原因としたる教授其人の學力缺乏も、之を校長の諷示せる紛擾の道德的結果に比すれば、微細にして顧慮に値ひせざるものと做すに了れり。斯くの如くに、武士道の育成したる感念を覺醒するに依りて道德の進善は多大の成功Kミリルシ불をじ)を期待するを得べし。せること초1/2.サニカテフ17は大すすう我國に於て基督教傳道事業の不振なる一原因は、意數師輩の甚だしく我國史に通ぜざるにあり。或は云ふ、『異教徒の記錄は、我に於て何かあらんや』と。

新字:忠義の一語は凡て高尚なる感想の冷却するを再燃せしめたり。曽て某校に一団を成せる不覊粗暴の青年あり、教授某に対する不、平の念より、数日の間同盟休校を敢てしたるに、其校長の彼等に向ひ、『某は欠点無き人物なる乎、然らば彼を尊重して、其留任を求300号将第一発発文学発文学会発文学学むべきなり。財源広進協定会員等に於したあとの簡単なる二問を発したるが為めに、青年は直ちに同盟を解散し、彼等が紛擾の原因としたる教授其人の学力欠乏も、之を校長の諷示せる紛擾の道徳的結果に比すれば、微細にして顧慮に値ひせざるものと做すに了れり。斯くの如くに、武士道の育成したる感念を覚醒するに依りて道徳の進善は多大の成功Kミリルシ불をじ)を期待するを得べし。せること초1/2.サニカテフ17は大すすう我国に於て基督教伝道事業の不振なる一原因は、意数師輩の甚だしく我国史に通ぜざるにあり。或は云ふ、『異教徒の記録は、我に於て何かあらんや』と。

書き下し

忠義の一語は、凡て高尚なる感想の冷却するを再燃せしめたり。曾て某校に一団を成せる不羈粗暴の青年あり、教授某に対する不平の念より、数日の間同盟休校を敢てしたるに、其校長の彼等に向ひ、『某は欠点無き人物なる乎、然らば彼を尊重して、其留任を求むべきなり。〔300號將第一發發文學發文學會發文學學:OCRの乱れ〕〔財源廣進協定會員等に於したあとの:OCRの乱れ〕簡単なる二問を発したるが為めに、青年は直ちに同盟を解散し、彼等が紛擾の原因としたる教授其人の学力欠乏も、之を校長の諷示せる紛擾の道徳的結果に比すれば、微細にして顧慮に値ひせざるものと做すに了れり。斯くの如くに、武士道の育成したる感念を覚醒するに依りて、道徳の進善は多大の成功〔Kミリルシ불をじ:OCRの乱れ〕を期待するを得べし。〔せること초1/2.サニカテフ17は大すすう:OCRの乱れ〕我国に於て基督教伝道事業の不振なる一原因は、宣教師輩の甚だしく我国史に通ぜざるにあり。或は云ふ、『異教徒の記録は、我に於て何かあらんや』と。

現代語訳

忠義というひと言は、冷えかかったあらゆる高尚な感情を再び燃え上がらせた。かつてある学校に、一団となった手に負えない乱暴な若者たちがいて、ある教授に対する不満から、数日にわたって同盟休校をあえてした。ところが校長が彼らに向かって「その教授は欠点のない人物なのか。それならば彼を尊重し、留任を求めるべきである。(この間に読めない文字列がある。英語原文では、そうでないなら、倒れかけている者を押し倒すのは男らしいことか、と問う)」という簡単な二つの問いを発したために、若者たちはすぐに同盟を解散し、彼らが騒ぎの原因とした教授の学力不足も、校長がほのめかした騒ぎの道徳上の結果に比べれば、ささいで考慮に値しないものとみなすに至った。このように、武士道が育てた感情を呼び覚ますことによって、道徳の向上に大きな成果(読めない文字列がある)を期待することができる。(ここにも読めない文字列がある。)わが国でキリスト教の伝道事業が振るわない原因の一つは、宣教師たちがわが国の歴史にひどく通じていないことにある。ある者は言う、「異教徒の記録など、我々にとって何の意味があろうか」と。

解説

武士道の感情を呼び覚ませば人は動く、という例として、新渡戸は学校の同盟休校の話を挙げます。教授への不満から授業を拒んだ学生たちに、校長は「その教授は欠点のない人か」と問い、続けて、そうでないなら弱っている者をさらに追い詰めるのは卑怯ではないかと問いかけました。この二つの問いだけで、学生たちは休校をやめたといいます。弱い者を打たないという武士の心に訴えたのです。後半では話が転じて、日本でキリスト教の伝道が振るわないのは、宣教師が日本の歴史を知らず、異教徒の記録など無価値だと考えているからだと、キリスト者の新渡戸自身が厳しく指摘しています。相手の弱みを突きたくなったとき、それは正しさからか、それとも卑怯さからか、自分に問うてみてください。

この章句が説くこと

忠義廉恥教育伝道学生

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