文子 / 自然
守道周密,於物不宰,至微無形,天地之始,萬物同於道而殊形,至微無物,故能周恤,至大無外,故為萬物蓋,至細無內,故為萬物貴。道之存生,德之安形,至道之度,去好去惡,無有知故,易意和心,無以道迕。夫天地專而為一,分而為二,交而合之,上下不失,專而為一,分而為五,反而合之,必中規矩。夫道至親不可疏,至近不可遠,求之近者,往而復反。
新字:守道周密,於物不宰,至微無形,天地之始,万物同於道而殊形,至微無物,故能周恤,至大無外,故為万物蓋,至細無内,故為万物貴。道之存生,徳之安形,至道之度,去好去悪,無有知故,易意和心,無以道迕。夫天地専而為一,分而為二,交而合之,上下不失,専而為一,分而為五,反而合之,必中規矩。夫道至親不可疏,至近不可遠,求之近者,往而復反。
書き下し
道を守ること周密にして、物に於いて宰らず。至微にして形無く、天地の始め、万物は道を同じくして形を殊にす。至微にして物無し、故に能く周く恤う。至大にして外無し、故に万物の蓋と為る。至細にして内無し、故に万物の貴しと為る。道は生を存し、徳は形を安んず。至道の度は、好を去り悪を去り、知故有る無く、意を易え心を和し、道を以て迕う無し。夫れ天地は専らにして一と為り、分かれて二と為り、交わりて之を合すれば、上下失わず。専らにして一と為り、分かれて五と為り、反りて之を合すれば、必ず規矩に中る。夫れ道は至親にして疏んずべからず、至近にして遠ざくべからず。之を近きに求むれば、往きて復た反る。
現代語訳
道を守ることは周到で緻密であり、物に対して主宰しない。至って微かで形がなく、天地の始まりであり、万物は道を同じくして形を異にする。至って微かで物がない、だからあまねく憐れむことができる。至って大きく外がない、だから万物の覆いとなる。至って細かく内がない、だから万物の貴びとなる。道は生を存し、徳は形を安んじる。至上の道の度合いは、好みを去り憎しみを去り、知恵や作為を持たず、意を改め心を和らげ、道に逆らわないことである。そもそも天地は専一にして一であり、分かれて二となり、交わって合すれば、上下が失われない。専一にして一であり、分かれて五となり、反って合すれば、必ず規矩に合う。そもそも道は至って親しく疎んじられず、至って近く遠ざけられない。これを近きに求めれば、往ってまた返ってくる。
解説
この章句が説くこと
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