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文子 / 精誠

老子曰:勇士一呼,三軍皆辟,其出之誠,唱而不和,意而不載,中必有不合者也。不下席而匡天下者,求諸己也,故說之所不至者,容貌至焉,容貌所不至者,感忽至焉,感乎心,發而成形,精之至者可形接,不可以照期。

新字:老子曰:勇士一呼,三軍皆辟,其出之誠,唱而不和,意而不載,中必有不合者也。不下席而匡天下者,求諸己也,故説之所不至者,容貌至焉,容貌所不至者,感忽至焉,感乎心,発而成形,精之至者可形接,不可以照期。

書き下し

老子曰く、勇士一たび呼べば、三軍皆辟く。其の出ずること誠なり。唱えて和せず、意あれど載せざれば、中に必ず合わざる者有り。席を下りずして天下を匡す者は、諸れを己に求むればなり。故に説の至らざる所は、容貌至る。容貌の至らざる所は、感忽至る。心に感じ、発して形を成す。精の至りは形接す可くして、照期す可からず。

現代語訳

老子は言った。勇士がひとたび叫べば、三軍はみな道を開ける。それは誠から出ているからである。呼びかけても応じず、意があっても伝わらないのは、内に必ず合わないものがあるからである。席を降りずに天下を正す者は、原因を己に求めるからである。だから言葉が届かないところは、容貌が届く。容貌が届かないところは、感応が届く。心に感じ、発して形を成す。精の極まりは、形として接することができるが、時を見計らって照らし出すことはできない。

解説

呼びかけに誰も応じないとき、原因はどこにあるか、を問う短い段です。「唱えて和せず、意あれど載せざれば、中に必ず合わざる者有り」。声が届かない責めを相手に向けず、「諸れを己に求む」。説得が届かない所には表情が、表情が届かない所には感応が届く、と伝達の層を重ねて示します。言葉だけに頼らず、態度や雰囲気も含めた全体が伝わっていると考えると、会議でも1対1でも、話す前に自分の内側の整合を確かめる習慣が生まれます。最後の一文は本文が不安定で、訳は推定です。

この章句が説くこと

勇士一たび呼べば席を下りずして天下を匡す者は故に説の至らざる所は自責伝達誠

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