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養生訓 / 巻第六・択医

一醫書は内經、本草を本とす。内經を考へざれば、醫術の理、病の本源を知りがたし。本草に通ぜざれば、藥性を知らずして、方を立てがたし。且食性をしらずして、宜禁を定めがたし。又食治の法をしらず。此の二書を以て醫學の基とす。

新字:一医書は内経、本草を本とす。内経を考へざれば、医術の理、病の本源を知りがたし。本草に通ぜざれば、薬性を知らずして、方を立てがたし。且食性をしらずして、宜禁を定めがたし。又食治の法をしらず。此の二書を以て医学の基とす。

書き下し

一医書は内経、本草を本とす。内経を考へざれば、医術の理、病の本源を知りがたし。本草に通ぜざれば、薬性を知らずして、方を立てがたし。且食性をしらずして、宜禁を定めがたし。又食治の法をしらず。此の二書を以て医学の基とす。

現代語訳

医書は『内経』と『本草』を本とします。『内経』を考えなければ、医術の道理や病の根源は知りがたいものです。『本草』に通じなければ、薬の性質を知らずに処方を立てることができません。また食物の性質を知らずに、食べてよいもの悪いものを定めることができません。また食事による治療の法を知りません。この二書を医学の基とします。

解説

医学を学ぶための基本書として、『黄帝内経』と『本草』を挙げた条です。『内経』で病の理と根源を知り、『本草』で薬と食物の性質を知ることが、処方を立て食の宜禁を定める土台になると述べています。本草学者として『大和本草』を著した益軒にとって、本草は医学と養生をつなぐ要の学問でした。どの分野でも、まず基本となる古典や原理を押さえてから応用に進むことが大切だという学びの順序を示す一条といえます。

この章句が説くこと

医学本草内経基礎学問

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