酔古堂剣掃 / 集奇・先づ經を讀みて後に史を讀む
先讀經,後可讀史;非作文,未可作詩。
新字:先読経,後可読史;非作文,未可作詩。
書き下し
先づ經を讀みて、後に史を讀む可し。文を作るに非ざれば、未だ詩を作る可からず。
現代語訳
まず経書を読み、そのあとで歴史書を読むべきです。散文を書けるようにならないうちは、まだ詩を作るべきではありません。
解説
学問と創作の順序を説いた対句です。経は儒家の経典、四書五経のことで、人の道の根本を説いた書物です。史は『史記』などの歴史書で、人々の成功と失敗の実例が記されています。まず経書で物事の是非を判断する基準を身につけ、そのうえで歴史書を読めば、歴史上の出来事を正しく評価できるというのです。後半は、まず散文で筋道立てて書く力を養い、そのあとで詩という凝縮した表現に進むべきだと言います。基礎を飛ばして応用に進むと、どこかで行き詰まるものです。何かを学ぶときには、急がずに順序を踏み、土台からしっかり固めることを心がけたいものです。
この章句が説くこと
学問読書順序基礎詩文
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