荘子 / 徐無鬼
有暖姝者,有濡需者,有卷婁者。
新字:有暖姝者,有濡需者,有巻婁者。
書き下し
暖姝(だんしゅ)なる者有り、濡需(じゅしゅ)なる者有り、巻婁(けんろう)なる者有り。
現代語訳
『暖姝』という者がいる。『濡需』という者がいる。『巻婁』という者がいる。
解説
三つの型を提示するだけの、たった一行の一段です。暖姝、濡需、巻婁。聞き慣れない三つの言葉が並べられ、次の段からそれぞれが解説されます。人が陥りやすい三つの型。この予告だけで、読者は身構えます。自分はどれに当てはまるのか、と。分類されることで、初めて見えてくるものがあります。名前がつくことで、それまで気づかなかった自分の型が浮かび上がるのです。
この章句が説くこと
暖姝・濡需・巻婁三つの型分類が見せるもの
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