孫子 / 始計篇
將者,智、信、仁、勇、嚴也。
新字:将者,智、信、仁、勇、厳也。
書き下し
将とは、智・信・仁・勇・厳なり。
現代語訳
将とは知恵・信義・仁愛・勇気・厳格さを備えた人物である。
解説
五事の第四「将」=リーダーに求められる五つの徳を挙げた一節です。孫子は、将たる者に、智(状況を見抜く知恵)・信(言葉と賞罰の一貫性)・仁(部下への思いやり)・勇(決断し実行する勇気)・厳(規律を保つ厳しさ)の五つを求めました。どれか一つでは足りず、五つのバランスが要る、というのが要点です。知恵だけでは冷たく、優しさだけでは緩み、厳しさだけでは離れていく。現代のリーダーにもそのまま当てはまります。先を読む力、言行の一致、部下を思う心、決断力、そして規律。この五つを兼ね備えてはじめて、人は安心してその人についていきます。リーダーシップを漠然とではなく、点検できる五つの資質に分けて示した——それがこの一節の価値です。
この章句が説くこと
リーダー徳将
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論語・為政篇子曰く、政を為すに徳を以てすれば、譬えば北辰其の所に居て衆星之に共(むか)うが如し。
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