師導古典を学びたいすべての人に

孫子 / 始計篇

法者,曲制、官道、主用也。

書き下し

法とは、曲制・官道・主用なり。

現代語訳

「法」とは組織制度・指揮系統・物資管理を指す。

解説

五事の第五「法」を定義した一節です。孫子の言う「法」とは、法律というより、組織を動かす仕組みそのものを指します。曲制(部隊の編成と指揮系統)、官道(職務分掌と伝達の経路)、主用(物資や予算の管理)——つまり、誰がどう動き、命令がどう伝わり、資源がどう回るか、という運営の骨組みです。どんなに立派な理念や優れた将がいても、この仕組みが整っていなければ組織は機能しません。現代の企業でいえば、組織設計、指揮命令系統、経理・調達の管理体制にあたります。理念(道)を実際に動かすのは、地味なこの「法」=仕組みです。土台となる運営の型を整えることの大切さを、孫子は五事の締めくくりに置きました。

この章句が説くこと

制度仕組み

関連する章句

この一句を、あなたの毎日に。

古典の教えを、今の状況に当てはめて考えてみる——師導があなたの学びと選択を支えます。

師導で古典を学ぶ
いま登録すると、7日間すべての機能を無料でお試しいただけます。 無料ではじめる