新書 / 大政上
故君子富貴也,至於子孫而衰,則士民皆曰:「何君子之道衰之數也?」不肖暴者,禍及其身,則士民皆曰:「何天誅之遲也?」
新字:故君子富貴也,至於子孫而衰,則士民皆曰:「何君子之道衰之数也?」不肖暴者,禍及其身,則士民皆曰:「何天誅之遅也?」
書き下し
故に君子の富貴なるや、子孫に至りて衰うれば、則ち士民皆曰く、「何ぞ君子の道の衰うるの数なる」と。不肖暴なる者は、禍其の身に及べば、則ち士民皆曰く、「何ぞ天の誅の遅きや」と。
現代語訳
君子が富み栄えていても、子孫の代になって衰えると、士や民はみな言います。「どうして君子の道がこのように衰えるのか」と。不肖で乱暴な者は、災いがその身に及ぶと、士や民はみな言います。「どうして天の誅罰はこんなに遅かったのか」と。
解説
直前の「貴さも富も民が評価する」という話を受けた、わずか二文の短い段です。君子の家が子孫の代で衰えたときは、その道の衰えを惜しむ声が上がり、乱暴な者に禍が及んだときは、遅すぎたと嘆く声が上がります。民の反応が、その人の生き方への評価そのものになっている、と賈誼は示します。ここでの含みは、評価は当人が生きているうちでなく、代替わりや失脚のときに明らかになる、ということです。事業承継を考える経営者にとって、後継者が事業を引き継いだ後に周囲からどう言われるかは、先代の生き方への最終的な評価になります。長い時間軸で評判を考える視点を与える段です。
この章句が説くこと
君子衰天誅評判事業承継新書
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