新書 / 先醒
遂徒行而於山中居,饑倦,枕御膝而臥。御以塊自易,逃行而去。君遂餓死,爲禽獸食。此已亡矣,猶不寤所以亡,此不醒者也。故先醒者,當時而伯;後醒者,三年而復;不醒者,枕土而死,爲虎狼食。嗚呼,戒之哉!」
新字:遂徒行而於山中居,饑倦,枕御膝而臥。御以塊自易,逃行而去。君遂餓死,為禽獣食。此已亡矣,猶不寤所以亡,此不醒者也。故先醒者,当時而伯;後醒者,三年而復;不醒者,枕土而死,為虎狼食。嗚呼,戒之哉!」
書き下し
遂に徒行して山中に居る。饑倦して、御の膝を枕にして臥す。御は塊を以て自ら易え、逃げ行きて去る。君遂に餓死し、禽獣の食と為る。此れ已に亡びて、猶お亡ぶる所以を寤らざる者なり。此れ醒めざる者なり。故に先醒の者は、時に当たりて伯たり。後醒の者は、三年にして復す。醒めざる者は、土を枕にして死し、虎狼の食と為る。嗚呼、之を戒めよ」と。
現代語訳
そのまま徒歩で山の中に入りました。飢えて疲れ、御者の膝を枕にして横になりました。御者は土の塊を自分の代わりに置き、逃げ去りました。君主はついに餓死し、鳥獣の餌となりました。これはもう滅びたのに、なお滅びた理由に気づかない者です。これが醒めない者です。だから、先に醒める者は、その時に覇者となります。後で醒める者は、三年で国に復します。醒めない者は、土を枕にして死に、虎や狼の餌になります。ああ、これを戒めよ」。
解説
虢の君の最期と、先醒・後醒・不醒の三類型のまとめです。御者は膝の枕を土塊にすり替えて去り、君は餓死します。賈誼は、滅びてなお原因に気づかない者を「醒めざる者」とし、先に醒める者は時に当たって覇者となり、後で醒める者は三年で復し、醒めない者は土を枕に死ぬ、と整理します。この段は短いながら、気づく早さが結果を分けるという結論を明確にしています。最後の「嗚呼、之を戒めよ」は、賈君が懐王に向けて述べる締めの言葉です。企業でも、不振に気づく時期が、立て直せるかどうかを決めます。気づきの遅れを減らす習慣として、定期的な外部の意見や振り返りの場を持つことが有効です。
この章句が説くこと
先醒不醒気づき復興戒め新書
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