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新書 / 壹通

天子都長安,而以淮南東南邊爲奉地,彌道數千,不輕輸致,郡或乃越諸侯而有免侯之地,於遠方調均發徵,又且必同。大國包小國爲境,小國闊大國而爲都,小大駁躒,遠近無衰。天子諸侯封畔之無經也,至無狀也。以藩國資彊敵,以列侯餌篡夫,至不得也。陛下奈何久不正此?

新字:天子都長安,而以淮南東南辺為奉地,弥道数千,不軽輸致,郡或乃越諸侯而有免侯之地,於遠方調均発徴,又且必同。大国包小国為境,小国闊大国而為都,小大駁躒,遠近無衰。天子諸侯封畔之無経也,至無状也。以藩国資彊敵,以列侯餌篡夫,至不得也。陛下奈何久不正此?

書き下し

天子長安に都し、而して淮南の東南の辺を以て奉地と為す。道に弥ること数千、軽がるしく輸致せず。郡或いは乃ち諸侯を越えて免侯の地有り、遠方に於いて調均しく発徴するも、又た且つ必ず同じ。大国は小国を包みて境と為し、小国は大国を闊して都と為す。小大駁躒し、遠近衰うる無し。天子諸侯の封畔の経無きや、至りて無状なり。藩国を以て彊敵に資し、列侯を以て篡夫に餌す、至りて得ざるなり。陛下奈何ぞ久しく此を正さざる。

現代語訳

天子は長安に都を置いていますが、淮南の東南の辺境を奉地(天子に貢ぎ物を納める領地)としています。道のりは数千里にわたり、軽々しく物を運んで届けることはできません。郡の中には、諸侯の領地を飛び越えて、侯を免じられた土地を持つところもあり、遠方で均しく徴発を行おうとしても、その負担は結局同じことになります。大国が小国を取り囲んで国境とし、小国が大国をまたいで都を持ち、大小が入り混じり、遠近の別がなくなっています。天子と諸侯の領地の境に筋道がないのは、あまりに不体裁です。藩国を使って強敵を助け、列侯を使って簒奪をたくらむ者に餌を与えるようなことで、まったくよくありません。陛下はなぜ、これを長く正されないのでしょうか。

解説

この段は、領地の境界が入り組み、遠方の飛び地が奉地として割り当てられている不合理を指摘します。距離が遠いほど輸送の負担は重く、大国と小国が互いにまたぎ合う配置では、統治の筋道が通りません。賈誼は、境界の乱れそのものが、強敵や簒奪者に利用される隙になると警告しています。短い段ですが、最後の「陛下奈何ぞ久しく此を正さざる」という問いかけに、強い焦りが表れています。現代の組織にも、管轄や責任範囲が入り組み、飛び地のように遠い拠点に負担が偏る例はあります。担当の線引きが曖昧なままだと、誰も直さないまま不満だけが積もります。指摘された境界の乱れを、経営者が率先して整理することの重みを考えさせる段です。

この章句が説くこと

境界奉地封建管轄放置新書

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