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史記 / 淮南衡山列伝

及薨,遂賜謚為貞王。廬江王邊越,數使使相交,故徙為衡山王,王江北。淮南王如故。

新字:及薨,遂賜謚為貞王。廬江王辺越,数使使相交,故徙為衡山王,王江北。淮南王如故。

書き下し

薨ずるに及び、遂に謚を賜ひて貞王と為す。廬江王は越に辺し、数々使ひをして相交はらしむ、故に徙して衡山王と為し、江北に王たらしむ。淮南王は故の如し。

現代語訳

(衡山王の劉勃が)亡くなると、貞王という諡を賜った。廬江王(劉賜)は領地が越に接しており、たびたび使者を送って越と交わっていたので、移して衡山王とし、長江の北を治めさせた。淮南王(劉安)はもとのままであった。

解説

呉楚七国の乱の後の三王の配置換えを記す短い段です。この直前の部分では、七国の乱で衡山王劉勃が呉に加わらず忠節を守ったことが語られており、その死後に貞王という諡が贈られました。一方、廬江王劉賜は越と国境を接し、たびたび使者をやり取りしていたため、疑いをかけられないよう長江の北の衡山に移されます。淮南王劉安はそのまま据え置かれました。この劉安と劉賜の兄弟こそ、後に謀反の罪で滅びることになる二人です。国境の向こうの勢力と頻繁に接触することが、忠誠を疑われる理由になったという点は注目に値します。組織でも、社外や競合との接触が多い人は、疑いを避けるために報告や透明性を意識する必要があることを思わせる段です。

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