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史記 / 季布欒布列伝

朱家亦以此名聞當世。季布召見,謝,上拜爲郎中。孝惠時,

新字:朱家亦以此名聞当世。季布召見,謝,上拝為郎中。孝恵時,

書き下し

朱家も亦た此を以て名当世に聞こゆ。季布召されて見え、謝し、上拝して郎中と為す。孝恵の時、

現代語訳

朱家もまたこの一件で当時の世に名を知られた。季布は召し出されて高祖に拝謁し、罪を謝した。高祖は季布を郎中に任じた。孝恵帝の時代には、(季布は)

解説

季布が赦された後の短い結びで、季布を救った侠客朱家もこれで天下に名を知られたこと、そして季布が高祖に謁見して罪を詫び、郎中という側近の役職に取り立てられたことが記されます。つい先ごろまで千金の賞金首だった敵将が、一転して皇帝のそばに仕える身になったのです。朱家は游侠列伝にも登場する人物で、見返りを求めずに人を救う侠客の代表として司馬遷が深く敬意を払っています。季布を救った功を誇らず、名が世に出たのは結果にすぎませんでした。敵を許して取り立てた劉邦の決断と、見返りを求めずに人を救った朱家の行いがそろって、はじめて一人の有能な人材が生かされたのです。人を生かす場面には、決断する人と、陰で橋を架ける人の両方が要ることを示しています。

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