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史記 / 仲尼弟子列伝

數稱臧文仲、柳下惠、銅鞮伯華、介山子然,孔子皆後之,不并世。

新字:数称臧文仲、柳下恵、銅鞮伯華、介山子然,孔子皆後之,不并世。

書き下し

数々臧文仲・柳下恵・銅鞮伯華・介山子然を称す、孔子は皆之に後れ、世を并にせず。

現代語訳

(孔子は)しばしば臧文仲(ぞうぶんちゅう)、柳下恵(りゅうかけい)、銅鞮伯華(どうていはくか)、介山子然(かいざんしぜん)を称えたが、孔子はいずれの人よりも後の時代の人で、同じ時代を生きてはいない。

解説

仲尼弟子列伝の冒頭近く、孔子が尊敬して仕えたり称えたりした人物を列挙する一節の結びです。臧文仲は魯の大夫、柳下恵は魯の賢者として『論語』にも名が見える人物、銅鞮伯華は晋の大夫羊舌赤、介山子然は晋の文公に仕えた介之推とされます。司馬遷は、孔子が同時代の老子や子産らに教えを受けたことを記したうえで、これらの人々については孔子より前の時代で、直接会ったことはなく、その言行を学んで称えたのだと区別しています。孔子の学びは、目の前の師だけでなく、過去の賢人の記録にも向けられていました。会うことのできない先人から学ぶ姿勢は、書物や記録を通じて学び続ける現代の私たちにもそのまま当てはまります。

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