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司馬法 / 嚴位

自古之政也。

書き下し

古自(よ)りの政なり。

現代語訳

(以上が)古からの政治である。

解説

厳位篇を締めくくる結びの句である。直前には、敵の弱く静まった所を撃ち強く静まった所を避け、疲れた所を撃ちゆとりのある所を避け、大いに恐れている所を撃ち少し恐れている所を避けよ、という句が置かれている。司馬法は仁本篇・定爵篇・用眾篇でもこの「自古之政也」を結びに用いており、自分の説く兵法が新しい発明ではなく、古の王者の政治に根ざすものだと繰り返し示している。兵を政治の一部として捉え、戦のやり方もまた治め方の一つだとする見方は、兵を独立した技術として論じる孫子と対照的である。今の組織でも、戦術や手法を語るとき、それがどんな理念や伝統に根ざしているのかを示せれば、単なるやり方ではなく、共有された価値として受け継がれていく。

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