三字経 / 『三字経』神童たちと女子の聡明
瑩八歲,能咏詩;泌七歲,能賦棋; 彼穎悟,人稱奇,爾幼學,當效之。 蔡文姬,能辨琴;謝道韞,能咏吟; 彼女子,且聰明,爾男子,當少成。 舉神童,作正字,彼雖幼,身已仕; 爾幼學,勉而致,有為者,亦若是。
新字:瑩八歳,能咏詩;泌七歳,能賦棋; 彼穎悟,人称奇,爾幼学,当効之。 蔡文姫,能弁琴;謝道韞,能咏吟; 彼女子,且聰明,爾男子,当少成。 舉神童,作正字,彼雖幼,身已仕; 爾幼学,勉而致,有為者,亦若是。
書き下し
瑩は八歳にして、能く詩を詠み、泌は七歳にして、能く棋を賦す。 彼は穎悟にして、人は奇と称す。爾ら幼学、当に之に效うべし。 蔡文姫は、能く琴を弁じ、謝道韞は、能く吟を詠ず。 彼は女子にして、且つ聡明なり。爾ら男子、当に少くして成るべし。 神童に挙げられ、正字と作る。彼は幼しと雖も、身は已に仕う。 爾ら幼学、勉めて致さば、有為の者も、亦た是の若し。
現代語訳
祖瑩は八歳で詩を詠み、李泌は七歳で碁を題にした詩を作りました。 彼らは賢く悟りが早く、人々は不思議な才と称えました。幼い学び手のあなたたちも、これにならうべきです。 蔡文姫は琴の音を聞き分け、謝道韞は詩を詠みました。 彼女たちは女性でありながら聡明でした。男子のあなたたちは、若いうちに成し遂げるべきです。 神童に推挙されて正字の官となった者もいます。幼くても、すでに官に仕えていました。 幼い学び手が努めれば、立派な人物になれるのも、また同じことです。
解説
ここでは神童の例が並びます。祖瑩は北魏、李泌は唐の人です。蔡文姫は琴の弦の切れた音を言い当てた逸話で、謝道韞は雪を柳絮にたとえた詩才で知られます。女子を例に挙げて男子を励ます言い方は、成立当時の性別観が表れた部分です。現代なら、性別に関係なく、能力は努力と環境で伸びるという点を読み取ればよいでしょう。才能ある人の例を見て、自分も努めれば届くと考えるのは、学びの動機づけとして今も有効です。

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本の中身を見るこの章句が説くこと
神童祖瑩蔡文姫謝道韞少成
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