三字経 / 『三字経』蘇老泉と梁灝の遅咲き
蘇老泉,二十七,始發憤,讀書籍, 彼既老,猶悔遲,爾小生,宜早師。 若梁灝,八十二,對大廷,魁多士, 彼晚成,眾稱異,爾小生,宜立志。
新字:蘇老泉,二十七,始発憤,読書籍, 彼既老,猶悔遅,爾小生,宜早師。 若梁灝,八十二,対大廷,魁多士, 彼晩成,衆称異,爾小生,宜立志。
書き下し
蘇老泉は、二十七にして、始めて発憤して書籍を読む。 彼は既に老いて、猶お遅きを悔ゆ。爾ら小生は、宜しく早く師に就くべし。 梁灝の若きは、八十二にして、大廷に対し、多士に魁たり。 彼は晩成にして、衆は異と称す。爾ら小生は、宜しく志を立つべし。
現代語訳
蘇老泉は二十七歳になって、はじめて発奮して書物を読みました。 彼は年をとってからも、遅かったことを悔やみました。若いあなたたちは、早く師について学ぶべきです。 梁灝は八十二歳のとき、朝廷で試験に臨み、多くの士の中で首席になりました。 彼は晩成で、人々は不思議に思い称えました。若いあなたたちは、志を立てるべきです。
解説
蘇老泉は北宋の蘇洵で、蘇軾・蘇轍の父です。二十七歳で発奮し大成した話は、遅れた者の希望として語られます。梁灝の八十二歳での状元及第は、史実としては疑問が呈されていますが、この書では励ましの逸話として載っています。遅咲きの二人を挙げつつ、結論は早く始めよという若者への勧めです。励ましと戒めの両面がある句で、何歳からでも遅くはないが、早いに越したことはないという現実的な見方です。

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本の中身を見るこの章句が説くこと
蘇老泉梁灝発憤晩成立志
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