三字経 / 『三字経』教えない責任と学ぶ意味
養不教,父之過;教不嚴,師之惰。 子不學,非所宜;幼不學,老何為? 玉不琢,不成器;人不學,不知理; 為人子,方少時,親師友,習禮儀。
新字:養不教,父之過;教不厳,師之惰。 子不学,非所宜;幼不学,老何為? 玉不琢,不成器;人不学,不知理; 為人子,方少時,親師友,習礼儀。
書き下し
養いて教えざるは、父の過ち。教えて厳ならざるは、師の惰りなり。 子学ばざるは、宜しき所に非ず。幼にして学ばざれば、老いて何をか為さん。 玉琢かざれば、器を成さず。人学ばざれば、理を知らず。 人の子と為りて、方に少き時、師友に親しみ、礼儀を習え。
現代語訳
子を養うだけで教えないのは、父の過ちです。教えても厳しさがないのは、師の怠けです。 子が学ばないのは、あるべき姿ではありません。幼いときに学ばなければ、年をとって何ができるでしょうか。 玉は磨かなければ器になりません。人は学ばなければ道理を知りません。 人の子となったなら、まだ若いうちに、師や友に親しみ、礼儀を身につけなさい。
解説
教える側の責任から入り、次に学ぶ側へ向かう構成です。まず父と師の責めを置くところに、この書の性格が出ています。玉を磨く比喩は『礼記』学記篇の「玉琢かざれば器を成さず」に通じます。当時の子どもは男児が中心で、父と師が教育を担う前提で書かれていますが、育てる側の責任と、若いうちに学ぶ価値という二点は今も変わりません。上司が優しさだけで厳しさを欠くと、本人の伸びる機会を奪うという読み方もできます。

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本の中身を見るこの章句が説くこと
養不教教不厳玉不琢幼学師友
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