三字経 / 『三字経』懸梁刺股と螢雪
頭懸梁,錐刺股,彼不教,自勤苦; 如囊螢,如映雪,家雖貧,學不輟; 如負薪,如掛角,身雖勞,猶苦學。
新字:頭懸梁,錐刺股,彼不教,自勤苦; 如嚢蛍,如映雪,家雖貧,学不輟; 如負薪,如掛角,身雖労,猶苦学。
書き下し
頭は梁に懸け、錐もて股を刺す。彼は教えられずして、自ら勤苦す。 囊に螢を入れるが如く、雪に映すが如し。家貧しと雖も、学は輟まず。 薪を負うが如く、角に掛けるが如し。身は労すと雖も、猶お苦学す。
現代語訳
髪を梁にかけ、錐で股を刺して眠気を覚ました人がいます。彼らは人に教えられなくても、自分から励み苦労しました。 袋に蛍を入れて、あるいは雪明かりで書を読んだ人がいます。家が貧しくても、学びをやめませんでした。 薪を背負い、牛の角に書をかけて読んだ人がいます。体は疲れても、なお苦労して学びました。
解説
勤学の故事を重ねる節で、懸梁は孫敬、刺股は蘇秦、囊螢は車胤、映雪は孫康、負薪は朱買臣、掛角は李密の故事とされます。蛍雪の功の語源にもなりました。現代の感覚で、眠気を錐で刺すような苦行をそのまま勧めることはできません。読むべき点は、貧しさや多忙といった制約を理由にせず、手段を工夫して学びを続けたという一点です。時間や環境が足りない中でも続ける工夫を、自分なりに探す手がかりになります。

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本の中身を見るこの章句が説くこと
懸梁刺股嚢蛍映雪負薪掛角苦学工夫
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