三字経 / 『三字経』春秋戦国から秦漢の争い
周轍東,王綱墜,逞干戈,尚游說。 始春秋,終戰國,五霸強,七雄出; 嬴秦氏,始兼并,傳二世,楚漢爭。
新字:周轍東,王綱墜,逞干戈,尚游説。 始春秋,終戦国,五覇強,七雄出; 嬴秦氏,始兼并,伝二世,楚漢争。
書き下し
周の轍は東し、王綱は墜ち、干戈を逞しくし、遊説を尚ぶ。 春秋に始まり、戦国に終わる。五覇強く、七雄出づ。 嬴秦氏、始めて兼并し、二世に伝えて、楚・漢争う。
現代語訳
周は都を東へ移して力を失い、王の統制が崩れ、武力がふるわれ、遊説の士が重んじられるようになりました。 春秋に始まり戦国で終わり、五覇が強く、七雄が現れました。 嬴姓の秦が初めて天下を併合しましたが、二世で終わり、楚と漢が争いました。
解説
周の東遷から秦の統一、楚漢の争いまでを一気に述べます。五覇は春秋の覇者、七雄は戦国の七大国です。統制が崩れると武力が尊ばれ、同時に遊説の士、つまり知恵を売る人々が重んじられた、という観察が鋭いところです。秩序の崩れる時代ほど、実力と発想が評価される一方、秦が二世で滅んだように、拙速な統一は長続きしません。変革期の組織運営に通じる示唆があります。

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本の中身を見るこの章句が説くこと
春秋戦国五覇七雄遊説秦楚漢
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