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礼記 / 喪服四制

禮斬衰之喪,唯而不對;齊衰之喪,對而不言;大功之喪,言而不議;緦小功之喪,議而不及樂。 父母之喪,衰冠繩纓菅屨,三日而食粥,三月而沐,期十三月而練冠,三年而祥。比終茲三節者,仁者可以觀其愛焉,知者可以觀其理焉,強者可以觀其志焉。禮以治之,義以正之,孝子弟弟貞婦,皆可得而察焉。

新字:礼斬衰之喪,唯而不対;斉衰之喪,対而不言;大功之喪,言而不議;緦小功之喪,議而不及楽。 父母之喪,衰冠縄纓菅屨,三日而食粥,三月而沐,期十三月而練冠,三年而祥。比終茲三節者,仁者可以観其愛焉,知者可以観其理焉,強者可以観其志焉。礼以治之,義以正之,孝子弟弟貞婦,皆可得而察焉。

書き下し

礼、斬衰の喪は、唯(い)して対えず。斉衰の喪は、対えて言わず。大功の喪は、言いて議せず。緦(し)・小功の喪は、議して楽に及ばず。 父母の喪は、衰冠・縄纓(じょうえい)・菅屨(かんく)し、三日にして粥を食し、三月にして沐し、期十三月にして練冠し、三年にして祥す。比(ころ)に茲(こ)の三節を終うる者は、仁者は以て其の愛を観るべく、知者は以て其の理を観るべく、強者は以て其の志を観るべし。礼以てこれを治め、義以てこれを正す。孝子・弟弟(ていてい)・貞婦、皆得て察すべし。

現代語訳

礼では、斬衰の喪に服している者は、人に問われても「はい」と答えるだけで、内容には応じない。斉衰の喪では、問われたことに答えるが、自分から話しかけない。大功(たいこう、九か月の喪)の喪では、自分から話しはするが、議論はしない。緦麻(しま、三か月の最も軽い喪)と小功(五か月の喪)の喪では、議論はするが、音楽を楽しむことには及ばない。 父母の喪では、喪服の上衣と冠をつけ、縄の冠紐を結び、菅(すげ)で編んだ履をはき、三日たてば粥を食べ、三か月たてば髪を洗い、一年たった十三か月目に練り絹の冠に改め、三年で大祥の祭りをする。この三つの節目を終えるまでの間に、仁ある者についてはその親への愛を見ることができ、知ある者についてはその道理にかなった振る舞いを見ることができ、強い者についてはその志の堅さを見ることができる。礼によってこれを治め、義によってこれを正す。孝行な子、兄に従う弟、貞節な婦人は、みなこれによって見分けることができるのである。

解説

『礼記』全篇の最後を飾る段である。前半は喪の軽重に応じた言葉の制限で、斬衰では「唯」と応じるだけ、斉衰では答えるが自分からは語らず、大功では語るが論じず、緦麻・小功では論じても音楽には及ばない。鄭玄は、これは賓客と応対するときのことで、斬衰の者に代わっては介添えが答えるのだと注している。悲しみの深さに応じて言葉を減らし、心の内を外の振る舞いに表す仕組みである。後半は父母の喪の服装と三つの節目を述べ、この三節を終えるまでの間に、その人の愛と理と志が現れるという。礼で治め義で正すことで、孝子・弟弟・貞婦が見分けられるとして、『礼記』四十九篇は結ばれる。人の真価は喜びの場よりも悲しみの時の振る舞いに表れるという結びは、弔いの場での一言や態度の重さを改めて思い起こさせる。

この章句が説くこと

礼記喪服四制喪服言葉孝

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