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礼記 / 投壺

魯鼓:○□○○□□○○;半:○□○○□○○○○□○□○。 薛鼓:○□○○○○□○□○□○○○□○□○○□○;半:○□○□○○○○□○。

書き下し

魯の鼓は、○□○○□□○○。半ばは、○□○○□○○○○□○□○。 薛の鼓は、○□○○○○□○□○□○○○□○□○○□○。半ばは、○□○□○○○○□○。

現代語訳

魯の国の鼓の打ち方は「○□○○□□○○」である。その半分の打ち方は「○□○○□○○○○□○□○」である。 薛の国の鼓の打ち方は「○□○○○○□○□○□○○○□○□○○□○」である。その半分の打ち方は「○□○□○○○○□○」である。(この二つの譜は、前の段と伝えが異なる別の記録であり、あわせて載せたものである。)

解説

前の段に続いて、魯と薛の二国の太鼓の譜をもう一組記した段である。前の段にも魯の鼓の譜があるが、ここに載る譜はそれと記号の並びが違う。鄭玄はこれについて、二つの家の伝えの違いを記したので、両方を並べて載せたのだと注している。一つに決めてしまわず、異なる伝えをそのまま並べて残すという態度は、礼の記録を編んだ人々の慎重さを示している。『礼記』は孔子の弟子やその後学が伝えた礼の記録を集めたもので、同じ事柄について別々の伝えが並ぶことが少なくない。こうした記号の譜が二千年以上を経て伝わっていること自体、当時の楽がいかに大切に記録されていたかを物語る。どちらが正しいかを急いで決めず、異なる記録を並べて後の人の判断に委ねるやり方は、資料を扱う者が今も手本にできる誠実さである。

この章句が説くこと

礼記投壺鼓異伝記録

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