礼記 / 投壺
魯鼓:○□○○□□○○;半:○□○○□○○○○□○□○。 薛鼓:○□○○○○□○□○□○○○□○□○○□○;半:○□○□○○○○□○。
書き下し
魯の鼓は、○□○○□□○○。半ばは、○□○○□○○○○□○□○。 薛の鼓は、○□○○○○□○□○□○○○□○□○○□○。半ばは、○□○□○○○○□○。
現代語訳
魯の国の鼓の打ち方は「○□○○□□○○」である。その半分の打ち方は「○□○○□○○○○□○□○」である。 薛の国の鼓の打ち方は「○□○○○○□○□○□○○○□○□○○□○」である。その半分の打ち方は「○□○□○○○○□○」である。(この二つの譜は、前の段と伝えが異なる別の記録であり、あわせて載せたものである。)
解説
前の段に続いて、魯と薛の二国の太鼓の譜をもう一組記した段である。前の段にも魯の鼓の譜があるが、ここに載る譜はそれと記号の並びが違う。鄭玄はこれについて、二つの家の伝えの違いを記したので、両方を並べて載せたのだと注している。一つに決めてしまわず、異なる伝えをそのまま並べて残すという態度は、礼の記録を編んだ人々の慎重さを示している。『礼記』は孔子の弟子やその後学が伝えた礼の記録を集めたもので、同じ事柄について別々の伝えが並ぶことが少なくない。こうした記号の譜が二千年以上を経て伝わっていること自体、当時の楽がいかに大切に記録されていたかを物語る。どちらが正しいかを急いで決めず、異なる記録を並べて後の人の判断に委ねるやり方は、資料を扱う者が今も手本にできる誠実さである。
この章句が説くこと
礼記投壺鼓異伝記録
関連する章句
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礼記・投壺鼓は、○□○○□□○□○○□。半ばは、○□○□○○○□□○□○。 魯の鼓は、○□○○○□□○□○○□□○□○○□□○。半ばは、○□○○○□□○。 薛の鼓は、半ば以下を取りて投壺の礼と為し、尽く之を用いて射の礼と為す。司射・庭長(ていちょう)、及び冠士の立つ者は、皆賓の党に属す。楽人及び使者・童子は、皆主の党に属す。
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礼記・投壺司射進みて壺を度(はか)り、間するに二矢半を以てし、位に反り、中を設け、東面し、八筭(さん)を執りて興(た)つ。 賓に請いて曰く、「順投を入ると為し、比投は釈(お)かず。勝ちたるは勝たざる者に飲ましむ。正爵既に行わるれば、請う勝者の為に馬を立てん。一馬は二馬に従う。三馬既に立てば、請う多馬を慶せん」と。主人に請うも亦たかくの如し。弦者に命じて曰く、「請う狸首(りしゅ)を奏し、間は一の若(ごと)くせよ」と。大師(たいし)曰く、「諾」と。
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礼記・投壺筭の多少は其の坐に視(なぞら)う。籌(ちゅう)は、室中は五扶(ふ)、堂上は七扶、庭中は九扶。筭の長さは尺二寸。壺は、頸の修(なが)さ七寸、腹の脩さ五寸、口の径二寸半、容るること斗五升。壺中には小豆を実(み)たす。其の矢の躍りて出づるが為なり。壺は席を去ること二矢半。矢は柘(しゃ)若(も)しくは棘(きょく)を以てし、其の皮を去ること毋し。魯は弟子に令して辞して曰く、「幠(おご)ること毋かれ、敖(おご)ること毋かれ、偝(そむ)きて立つこと毋かれ、踰(こ)えて言うこと毋かれ。偝きて立ち踰えて言わば、常爵有り」と。薛は弟子に令して辞して曰く、「幠ること毋かれ、敖ること毋かれ、偝きて立つこと毋かれ、踰えて言うこと毋かれ。是くの若き者は浮(ふ)せん」と。
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礼記・投壺左右、矢の具わるを告げ、拾投(しゅうとう)せんことを請う。入る者有れば、則ち司射坐して一筭を釈く。賓の党は右に於いてし、主の党は左に於いてす。 投げ卒(お)われば、司射筭を執りて曰く、「左右投げ卒われり。請う数えん。二筭を純(じゅん)と為し、一純ずつ以て取り、一筭を奇と為す」と。遂に奇筭を以て告げて曰く、「某は某より賢ること若干純」と。奇なれば則ち奇と曰い、鈞(ひと)しければ則ち左右鈞しと曰う。
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礼記・明堂位夏后氏の鼓は、足。殷は楹鼓(えいこ)、周は県鼓(けんこ)。 垂(すい)の和鐘、叔の離磬(りけい)、女媧(じょか)の笙簧(しょうこう)。夏后氏の竜簨虡(りゅうじゅんきょ)、殷の崇牙、周の璧翣(へきそう)。有虞氏の両敦(りょうたい)、夏后氏の四連、殷の六瑚(ろくこ)、周の八簋(はっき)。
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礼記・投壺投壺の礼、主人は矢を奉じ、司射は中(ちゅう)を奉じ、人をして壺を執らしむ。主人請いて曰く、「某(それがし)に枉矢(おうし)・哨壺(しょうこ)有り、請う以て賓を楽しましめん」と。賓曰く、「子に旨酒嘉餚(ししゅかこう)有り、某既に賜われり。又重ぬるに楽しみを以てするは、敢えて辞す」と。主人曰く、「枉矢哨壺、辞するに足らざるなり。敢えて固く以て請う」と。賓曰く、「某既に賜われり。又重ぬるに楽しみを以てするは、敢えて固く辞す」と。主人曰く、「枉矢哨壺、辞するに足らざるなり。敢えて固く以て請う」と。賓曰く、「某固く辞して命を得ず、敢えて敬して従わざらんや」と。賓再拝して受く。主人般還(はんせん)して曰く、「辟(さ)けん」と。主人阼階(そかい)の上にて拝送す。賓般還して曰く、「辟けん」と。已に拝して、矢を受け、進みて両楹(りょうえい)の間に即(つ)き、退きて位に反り、賓に揖して筵に就かしむ。
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