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礼記 / 間伝

易服者何?為易輕者也。斬衰之喪,既虞卒哭,遭齊衰之喪,輕者包,重者特。既練,遭大功之喪,麻葛重。齊衰之喪,既虞卒哭,遭大功之喪,麻葛兼服之。斬衰之葛與齊衰之麻同,齊衰之葛與大功之麻同,大功之葛與小功之麻同,小功之葛與緦之麻同,麻同則兼服之。兼服之服重者,則易輕者也。

新字:易服者何?為易軽者也。斬衰之喪,既虞卒哭,遭斉衰之喪,軽者包,重者特。既練,遭大功之喪,麻葛重。斉衰之喪,既虞卒哭,遭大功之喪,麻葛兼服之。斬衰之葛与斉衰之麻同,斉衰之葛与大功之麻同,大功之葛与小功之麻同,小功之葛与緦之麻同,麻同則兼服之。兼服之服重者,則易軽者也。

書き下し

服を易うる者は何ぞ。軽き者を易うるが為なり。斬衰の喪、既に虞して卒哭し、齊衰の喪に遭えば、軽き者は包み、重き者は特にす。既に練して、大功の喪に遭えば、麻葛重ぬ。齊衰の喪、既に虞して卒哭し、大功の喪に遭えば、麻葛兼ねて之を服す。斬衰の葛と齊衰の麻と同じく、齊衰の葛と大功の麻と同じく、大功の葛と小功の麻と同じく、小功の葛と緦の麻と同じ。麻同じければ則ち兼ねて之を服す。兼ねて之を服するの服は重き者なれば、則ち軽き者を易うるなり。

現代語訳

喪服を易(か)えるとはどういうことか。軽い方を替えることである。斬衰の喪で虞祭と卒哭を済ませたのちに齊衰の喪に出会ったときは、軽い方(男子の腰帯、婦人の首の絰)は齊衰の麻で包むようにして替え、重い方(男子の首の絰、婦人の腰帯)は斬衰の葛をそのまま単独に残す。練祭を済ませたのちに大功の喪に出会ったときは、麻と葛を重ねてつける。齊衰の喪で虞祭と卒哭を済ませたのちに大功の喪に出会ったときは、麻と葛をあわせて身につける。斬衰の葛と齊衰の麻とは同じ太さであり、齊衰の葛と大功の麻とは同じ、大功の葛と小功の麻とは同じ、小功の葛と緦麻の麻とは同じである。麻が同じ太さであれば、あわせて身につける。あわせて身につける場合、先の喪の服が重い方であれば、軽い方を新しい喪の服に替えるのである。

解説

間伝篇の結びで、喪が重なったときに服を替える「易服」の原則をまとめる。先の重い喪が卒哭を過ぎて麻から葛へ軽くなったところに新しい喪が起これば、新しい喪の麻は先の喪の葛と同じ太さになる。そこで、軽い方の部位は新しい喪の麻に替え、重い方の部位は先の喪の葛を残して、両方の喪を一身に表す。鄭玄はここで、男子は腰帯、婦人は首の絰が軽い方に当たり、それを新しい麻で包むのだと注している。等級ごとに卒哭後の葛が一つ下の等級の麻と同じ太さになるという対応は、五服が一つの物差しの上に並ぶように設計されていることを示す。前の服問篇と同じ主題を、より原理的に整理したものといえる。複数の弔いが重なったとき、どちらかを優先して他を切り捨てるのでなく、重さに応じて並べて表すという考えは、身内に不幸が続くときの心の持ち方にも通じる。

この章句が説くこと

礼記間伝易服喪服麻

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