礼記 / 服問
三年之喪,既練矣,有期之喪,既葬矣,則帶其故葛帶,絰期之絰,服其功衰。有大功之喪,亦如之。小功,無變也。 麻之有本者,變三年之葛。既練,遇麻斷本者,於免,絰之;既免,去絰。每可以絰必絰,既絰,則去之。
新字:三年之喪,既練矣,有期之喪,既葬矣,則帯其故葛帯,絰期之絰,服其功衰。有大功之喪,亦如之。小功,無変也。 麻之有本者,変三年之葛。既練,遇麻断本者,於免,絰之;既免,去絰。毎可以絰必絰,既絰,則去之。
書き下し
三年の喪、既に練して、期の喪有り、既に葬れば、則ち其の故(もと)の葛帯を帯び、期の絰(てつ)を絰し、其の功衰を服す。大功の喪有るも、亦たかくの如し。小功は変ずること無し。 麻の本有る者は、三年の葛を変ず。既に練して、麻の本を断つ者に遇えば、免(べん)するに於いて之を絰し、既に免すれば絰を去る。絰すべき毎に必ず絰し、既に絰すれば、則ち之を去る。
現代語訳
三年の喪(父母の喪)で、すでに練祭(一周忌の祭り)を済ませたのち、期(き、一年)の喪が重なり、その葬儀も済んだときは、腰には三年の喪のもとの葛(くず)の帯を締め、頭には期の喪の絰(てつ、首に巻く麻や葛の帯)をつけ、衣は三年の喪の練後の功衰(こうさい、やや目の細かい喪服)を着る。大功(九か月)の喪が重なった場合も同じである。小功(五か月)の喪であれば、何も変えない。 麻に根のついたもの(大功以上の麻の絰)は、三年の喪の葛に代えて用いる。練祭を済ませたのちに、根を切り落とした麻(小功以下の絰)を用いる喪に出会ったときは、免(べん、髪を束ねる布)をつける儀式のときだけ絰をつけ、免の儀が終われば絰を外す。絰をつけるべき節目のたびに必ずつけ、それが済めば外すのである。
解説
この章句が説くこと
関連する章句
-
礼記・服問小功は喪の練冠を易(か)えず。如(も)し免すれば、則ち其の緦(し)・小功の絰を絰し、其の初めの葛帯に因る。緦の麻は、小功の葛を変ぜず。小功の麻は、大功の葛を変ぜず。本有るを以て税(だつ)と為す。 殤(しょう)の長・中は、三年の葛を変ず。殤の月算を終えて、三年の葛に反る。是れ麻を重んずるに非ず、其の卒哭の税無きが為なり。下殤は則ち否ず。
-
礼記・喪服小記再期(さいき)の喪は、三年なり。期の喪は、二年なり。九月七月の喪は、三時なり。五月の喪は、二時なり。三月の喪は、一時なり。故に期にして祭るは、礼なり。期にして喪を除くは、道なり。祭は喪を除くが為ならざるなり。三年にして後に葬る者は必ず再祭す。其の祭の間は時を同じくせずして喪を除く。大功の者の主人の喪に、三年の者有れば、則ち必ず之が為に再祭す。朋友は、虞祔(ぐふ)のみ。士の妾に子有れば、之が為に緦(し)す。子無ければ則ち已む。生まれて祖父母・諸父・昆弟に及ばずして、父税喪(ぜいそう)すれば、己は則ち否(しか)らず。降りて緦・小功に在る者は、則ち之を税す。君の父母・妻・長子の為に、君已に喪を除きて後に喪を聞けば、則ち税せず。近臣は、君服すれば斯(すなわ)ち服す。其の余は、従いて服し、従いて税せず。君未だ喪を知らずと雖も、臣は服すること已(すで)にす。
-
礼記・雑記上三年の練冠有りて、則ち大功の麻を以てこれに易う。唯だ杖・屨は易えず。父母の喪有りて、尚お功衰(こうさい)なるに、兄弟の殤に附すれば則ち練冠す。殤に附するには、陽童某甫と称し、名いわず、神なればなり。凡そ異居して、始めて兄弟の喪を聞けば、唯だ哭を以て対うるも、可なり。その始めの麻は、散帯絰(さんたいてつ)す。未だ麻を服せずして奔喪し、主人の未だ絰を成さざるに及べば、疏き者は、主人と皆これを成し、親しき者は、その麻帯絰の日数を終う。主妾の喪には、則ち自ら祔し、練祥に至りては、皆その子をしてこれを主らしむ。その殯・祭は、正室に於いてせず。君は僕妾を撫せず。女君死すれば、則ち妾は女君の党の為に服す。女君を摂すれば、則ち先の女君の党の為に服さず。
-
礼記・雑記下如し三年の喪ならば、則ち既に顈(けい)して、その練・祥皆同じくす。 王父死して、未だ練・祥せずして孫又死すれば、猶お是れ王父に附するなり。 殯有りて、外喪を聞けば、これを他室に哭す。入りて奠し、奠を卒えて、出でて、服を改めて位に即くこと、始めて位に即くの礼の如くす。 大夫・士、将に公に祭に与(あずか)らんとして、既に濯(たく)を視て、父母死すれば、則ち猶お是れ祭に与るなり、異宮に次る。既に祭れば、服を釈(と)きて公門の外に出で、哭して帰る。その他は奔喪の礼の如くす。如し未だ濯を視ざれば、則ち人をして告げしむ。告ぐる者反りて、而る後に哭す。如し諸父・昆弟・姑・姉妹の喪ならば、則ち既に宿すれば、則ち祭に与る。事を卒えて、公門を出で、服を釈きて後に帰る。その他は奔喪の礼の如くす。如し同宮ならば、則ち異宮に次る。
-
礼記・喪服四制礼、斬衰の喪は、唯(い)して対えず。斉衰の喪は、対えて言わず。大功の喪は、言いて議せず。緦(し)・小功の喪は、議して楽に及ばず。 父母の喪は、衰冠・縄纓(じょうえい)・菅屨(かんく)し、三日にして粥を食し、三月にして沐し、期十三月にして練冠し、三年にして祥す。比(ころ)に茲(こ)の三節を終うる者は、仁者は以て其の愛を観るべく、知者は以て其の理を観るべく、強者は以て其の志を観るべし。礼以てこれを治め、義以てこれを正す。孝子・弟弟(ていてい)・貞婦、皆得て察すべし。
-
礼記・間伝服を易うる者は何ぞ。軽き者を易うるが為なり。斬衰の喪、既に虞して卒哭し、齊衰の喪に遭えば、軽き者は包み、重き者は特にす。既に練して、大功の喪に遭えば、麻葛重ぬ。齊衰の喪、既に虞して卒哭し、大功の喪に遭えば、麻葛兼ねて之を服す。斬衰の葛と齊衰の麻と同じく、齊衰の葛と大功の麻と同じく、大功の葛と小功の麻と同じく、小功の葛と緦の麻と同じ。麻同じければ則ち兼ねて之を服す。兼ねて之を服するの服は重き者なれば、則ち軽き者を易うるなり。
人生の答えは、ぜんぶ古典に書いてあった。
古典の入門書『人生の教科書』(PDF)と、師導の全機能1か月がセットで700円。二十四の悩みに、論語・老子・孫子から徒然草・五輪書までが答えます。
本の中身を見る