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礼記 / 間伝

父母之喪,既虞卒哭,柱楣翦屏,芐翦不納;期而小祥,居堊室,寢有席;又期而大祥,居復寢;中月而禫,禫而床。 斬衰三升,齊衰四升五升六升,大功七升八升九升,小功十升十一升十二升,緦麻十五升去其半,有事其縷、無事其布曰緦。此哀之發於衣服者也。

新字:父母之喪,既虞卒哭,柱楣翦屏,芐翦不納;期而小祥,居堊室,寝有席;又期而大祥,居復寝;中月而禫,禫而床。 斬衰三升,斉衰四升五升六升,大功七升八升九升,小功十升十一升十二升,緦麻十五升去其半,有事其縷、無事其布曰緦。此哀之発於衣服者也。

書き下し

父母の喪には、既に虞して卒哭すれば、楣(び)を柱(ささ)え屏(へい)を翦(き)り、芐は翦りて納めず。期にして小祥し、堊室に居り、寝ぬるに席有り。又期にして大祥し、復寝に居る。中月にして禫し、禫して牀す。 斬衰は三升、齊衰は四升・五升・六升、大功は七升・八升・九升、小功は十升・十一升・十二升、緦麻は十五升にして其の半ばを去る。其の縷(る)を事とし、其の布を事とする無きを緦と曰う。此れ哀の衣服に発する者なり。

現代語訳

父母の喪では、虞祭と卒哭を済ませたのちは、仮小屋の軒を柱で支えて高くし、周りを囲う草の屏(へい、かこい)の端を切りそろえ、蒲の敷物は縁を切るだけで端を折り込まない。一年たって小祥を行えば、堊室に移り、寝るときに蓆を敷く。さらに一年たって大祥を行えば、もとの寝室に戻る。その後ひと月を置いて禫を行い、禫を済ませてから寝台で寝る。 喪服の布は、斬衰が三升(しょう、八十本の縦糸を一升とする布目の単位)、齊衰が四升・五升・六升、大功が七升・八升・九升、小功が十升・十一升・十二升、緦麻は十五升の布からその糸数を半分に減らしたものである。糸には手を加えて細く練るが、織りあがった布には手を加えないものを緦(し)という。これが、悲しみが衣服に表れる様子である。

解説

前半は父母の喪の住まいが節目ごとに改まってゆく次第、後半は喪服の布の粗さを等級ごとに示す段である。住まいは仮小屋から始まり、卒哭で小屋を少し整え、小祥で白壁の部屋へ、大祥でもとの寝室へ、禫で寝台へと戻る。前の段の飲食と同じく、悲しみからの回復を目に見える段取りに置き換えている。後半の布の升数は、数が小さいほど糸が少なく粗い布であり、最も重い斬衰は三升という極めて粗い布を用いる。親を失った者は身を飾る気持ちになれないという自然な心を、布の粗さで示すのである。緦麻は十五升という細かな布の糸を半分にしたもので、糸には手を加えるが布には手を加えないという説明が添えられ、軽い喪にもなお飾りを控える意味が込められている。服装で悲しみの深さを表すという考えは、喪服を着て葬儀に臨む今の習慣にも受け継がれている。

この章句が説くこと

礼記間伝喪服升居処

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