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礼記 / 服問

《傳》曰:「有從輕而重」,公子之妻為其皇姑。「有從重而輕」,為妻之父母。「有從無服而有服」,公子之妻為公子之外兄弟。「有從有服而無服」,公子為其妻之父母。《傳》曰:「母出,則為繼母之黨服;母死,則為其母之黨服。」為其母之黨服,則不為繼母之黨服。

新字:《伝》曰:「有従軽而重」,公子之妻為其皇姑。「有従重而軽」,為妻之父母。「有従無服而有服」,公子之妻為公子之外兄弟。「有従有服而無服」,公子為其妻之父母。《伝》曰:「母出,則為継母之党服;母死,則為其母之党服。」為其母之党服,則不為継母之党服。

書き下し

伝に曰く、「軽きに従いて重き有り」と。公子の妻、其の皇姑(こうこ)の為にす。「重きに従いて軽き有り」と。妻の父母の為にす。「服無きに従いて服有り」と。公子の妻、公子の外兄弟の為にす。「服有るに従いて服無し」と。公子、其の妻の父母の為にす。伝に曰く、「母出(い)だされたるときは、則ち継母の党の為に服す。母死したるときは、則ち其の母の党の為に服す」と。其の母の党の為に服すれば、則ち継母の党の為に服せず。

現代語訳

伝にいう。「軽い者に従って、かえって重い喪に服する場合がある」。公子(諸侯の子)の妻が、夫の母である皇姑(こうこ、亡き姑)のために服する場合がそれである。「重い者に従って、かえって軽い喪に服する場合がある」。夫が妻の父母のために服する場合がそれである。「服の無い者に従って、服がある場合がある」。公子の妻が、公子の外兄弟(母方のいとこ)のために服する場合がそれである。「服の有る者に従って、服が無い場合がある」。公子が妻の父母のために服さない場合がそれである。伝にいう。「実母が離縁されて家を出たのであれば、継母の一族のために喪に服する。実母が亡くなったのであれば、実母の一族のために喪に服する」。実母の一族のために服するのであれば、継母の一族のためには服さない。

解説

服問篇は、喪服の細目について問いを立て、答えるかたちで補う篇であり、『儀礼』喪服篇の伝を引きながら、複雑な場合を整理している。冒頭のこの段は、夫婦が互いの親族のために服する「従服」の四つの型を挙げる。公子は父である君に遠慮して実母のために軽い服しか着ないが、その妻は姑のために重く服する。逆に妻は実家の父母に重く服するのに、夫は軽い服で済む。服の重さは血のつながりだけでなく、誰を介してつながっているか、その間に立つ人の立場によって決まるのである。後半の継母の一族の扱いも同じ考えで、実母が家に残って亡くなったなら実母の縁が生き続け、離縁されたなら縁は切れて継母の側に移る。親族を一つの網として見て、どの糸を太くたどるかを定めた規定であり、配偶者の実家とのつき合い方に悩む今の家族にも、関係には距離の差があって当然だという見方を示している。

この章句が説くこと

礼記服問喪服従服親族

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