礼記 / 雑記下
非從柩與反哭,無免於堩。 凡喪,小功以上,非虞附練祥,無沐浴。 疏衰之喪,既葬,人請見之,則見;不請見人。小功,請見人可也。大功不以執摯。唯父母之喪,不辟涕泣而見人。
新字:非従柩与反哭,無免於堩。 凡喪,小功以上,非虞附練祥,無沐浴。 疏衰之喪,既葬,人請見之,則見;不請見人。小功,請見人可也。大功不以執摯。唯父母之喪,不辟涕泣而見人。
書き下し
柩に従うと反哭とに非ざれば、堩(こう)に免(ぶん)すること無し。 凡そ喪には、小功以上は、虞・附・練・祥に非ざれば、沐浴すること無し。 疏衰の喪は、既に葬りて、人これに見えんことを請えば、則ち見る。人に見えんことを請わず。小功は、人に見えんことを請うも可なり。大功は以て摯(し)を執らず。唯だ父母の喪のみ、涕泣を辟(さ)けずして人に見る。
現代語訳
柩に付き従って行くときと、埋葬から戻って哭するとき以外は、道で免(ぶん、冠の代わりに髪を束ねる布)を着けたまま歩かない。 およそ喪にあっては、小功以上の喪の者は、虞祭・祔祭・練祭・祥祭のとき以外は、髪を洗ったり湯あみをしたりしない。 疏衰(斉衰)の喪にある者は、埋葬の後、人から面会を求められれば会うが、自分から人に面会を求めはしない。小功の喪にある者は、自分から人に面会を求めてもよい。大功の喪にある者は、手土産を持って人を訪ねることはしない。ただ父母の喪においてのみ、涙を隠さずに人と会う。
解説
喪中の外出の装い、身づくろい、人と会うことについての定めである。道で免を着けないのは、鄭玄によれば、免は冠の代わりであり、人が道路を行くときに飾りなしでいてはならないからである。祭のとき以外に沐浴しないのは、鄭玄の注に、飾る事がなければ沐浴しないとある。後半では、斉衰の喪の者は人から求められれば会うが、自分から人に会いに行かないとする。鄭玄は、重い喪では自ら人に面会を求めないが、人が来れば会ってよいと注す。そして「唯だ父母の喪のみ、涕泣を辟けずして人に見る」は、父母の喪においてのみ涙を隠さずに人と会うということで、鄭玄はこれを至上の哀しみには飾りがないからだと注している。他の喪では人前で涙を抑えることが礼であっても、親の死においては、涙をこらえないことこそが礼にかなう。
この章句が説くこと
礼記雑記父母涙喪中
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