孟子 / 盡心章句上
孟子曰、盡其心者、知其性也。知其性、則知天矣。存其心、養其性、所以事天也。殀壽不貳、修身以俟之、所以立命也。
新字:孟子曰、尽其心者、知其性也。知其性、則知天矣。存其心、養其性、所以事天也。殀寿不貳、修身以俟之、所以立命也。
書き下し
孟子曰く、「其の心を盡くせば、其の性を知るなり。其の性を知れば、則ち天を知る。其の心を存し、其の性を養うは、天に事うる所以なり。殀壽貳せず、身を修めて以て之を俟つは、命を立つる所以なり。」
現代語訳
孟子は言った。 「誰もが心の中に持っている理義を極めつくせば、人の本性が本来善であることが分かる。本性が善であることを知れば、それを与えてくれた天をも知ることになる。己の心を常に省みて察し、善なる本性を養うことが天に仕える道である。短命か長命かなどと気に掛ける事無く、ひたすら身を修めることに務めて天寿を待つ、それが立命乃ち天命を守る道なのである。」
解説
自分自身の心と真摯に向き合い、本来持っている善良な本性を深く理解することは、この世界における自分の役割(天命)を知ることに繋がります。人生において、寿命の長短や自分の思い通りにならない結果に一喜一憂しても仕方がありません。大切なのは、日々の行いを正し、自分を磨き続けることです。未来への不安や結果への執着を手放し、今自分にできる最大限の努力を積み重ねていくことこそが、後悔のない充実した人生を送るための極意です。
この章句が説くこと
自己探求天命を待つ努力の継続
関連する章句
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