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孟子 / 盡心章句下

孟子曰、養心、莫善於寡欲。其為人也寡欲、雖有不存焉者、寡矣。其為人也多欲、雖有存焉者、寡矣。

書き下し

孟子曰く、「心を養うは、寡欲より善きは莫し。其の人と為りや寡欲なれば、存せざる者有りと雖も、寡し。其の人と為りや多欲なれば、存する者有りと雖も、寡し。」

現代語訳

孟子は言った。 「心を養うには、欲を少なくするに勝るものはない。その人が欲の少ない性格であれば、たとえ徳が備わっていなくとも、それはほんのわずかで、大したことではない。その人が欲の多い性格であれば、たとえ徳を備えていても、それはほんのわずかなものである。」

解説

物やお金、地位などへの際限のない欲望は、心を乱し、本来見失ってはいけない大切なものを覆い隠してしまいます。欲望をゼロにする必要はありませんが、それが多すぎると常に不満を抱え、心の平穏を得ることができません。日々の生活の中で、本当に必要なものは何かを見極め、足るを知る心を持つことが重要です。欲望を適切にコントロールし、過度な執着を手放すことで、人は初めて心豊かな落ち着いた人生を送ることができるようになります。

この一句を、あなたの毎日に。

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