古典を学びたいすべての人に 法人向けワークシート法人向けワークシート

金剛経 / 『金剛経』宝の山より四句の偈

「須菩提!若三千大千世界中、所有諸須彌山王、如是等七寶聚、有人持用布施;若人以此《般若波羅蜜經》、乃至四句偈等、受持讀誦、為他人說、於前福德百分不及一、百千萬億分、乃至算數譬喻所不能及。」

新字:「須菩提!若三千大千世界中、所有諸須弥山王、如是等七宝聚、有人持用布施;若人以此《般若波羅蜜経》、乃至四句偈等、受持読誦、為他人説、於前福徳百分不及一、百千万億分、乃至算数譬喩所不能及。」

書き下し

「須菩提よ、若し三千大千世界の中の、所有る諸の須弥山王の如き、是の如き等の七宝の聚を、人有りて持ちて布施に用い、若し人、此の『般若波羅蜜経』、乃至四句偈等を以て、受持読誦し、他人の為に説かば、前の福徳に於いて、百分にして一にも及ばず、百千万億分、乃至算数譬喩も及ぶこと能わざる所なり。」

現代語訳

「須菩提よ、もし三千大千世界の中にあるすべての須弥山の王のような、それほど多くの七つの宝の山を、人が持って布施に用いたとして、もう一人が、この『般若波羅蜜経』のわずか四句の偈でも、心にたもち、読み唱え、他の人のために説くなら、先の福徳は、その百分の一にも及ばず、百千万億分の一にも及ばず、数や比喩でも表せないほどである。」

解説

七宝の山を布施することと、般若波羅蜜経の四句の偈を人に説くことを比べる、この経の定型の一つです。須弥山は、仏教の世界観で世界の中心にそびえる山とされます。宝の量が最大限まで膨らむのに、経の一句の方が比べようもなくまさると言い切る点に、この経の自己評価の強さが出ています。信仰を勧める句としてではなく、この経が自分をどう位置づけているかを示すものとして読みます。仕事に引きつけると、莫大な資金より、一つの考え方や原理が、長く人を動かす場合があるという実感に通じます。
『人生の方程式』の表紙

人生を、一行の式にしてみた。

志×積×時×憤÷(1+執)+命。古典から導いた式『人生の方程式』と、二十四の悩みに古典が答える『人生の教科書』(PDF)、師導の全機能1か月がセットで700円です。

本の中身を見る

この章句が説くこと

須弥山王七宝聚般若波羅蜜経四句偈受持読誦比較

関連する章句

本2冊(人生の方程式・人生の教科書)+師導1か月=700円本を見る