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金剛経 / 『金剛経』平等の法で善を行う

「復次、須菩提!是法平等、無有高下、是名『阿耨多羅三藐三菩提』;以無我、無人、無眾生、無壽者、修一切善法、則得阿耨多羅三藐三菩提。須菩提!所言善法者、如來說即非善法、是名善法。」

新字:「復次、須菩提!是法平等、無有高下、是名『阿耨多羅三藐三菩提』;以無我、無人、無衆生、無寿者、修一切善法、則得阿耨多羅三藐三菩提。須菩提!所言善法者、如来説即非善法、是名善法。」

書き下し

「復た次に、須菩提よ、是の法は平等にして、高下有ること無し、是れを阿耨多羅三藐三菩提と名づく。我無く、人無く、衆生無く、寿者無きを以て、一切の善法を修せば、則ち阿耨多羅三藐三菩提を得。須菩提よ、言う所の善法とは、如来は説きて即ち善法に非ずとす、是れを善法と名づく。」

現代語訳

「さらに、須菩提よ。この法は平等であって、高いも低いもない。それをこの上ない悟りと名づける。我も、人も、衆生も、寿者もないままに、あらゆる善い行いを修めるなら、この上ない悟りを得る。須菩提よ、善い法と言われるものは、如来はそのままの善い法ではないと説き、それを善い法と名づけているのである。」

解説

悟りの法は平等で、高い低いがないと述べたうえで、我、人、衆生、寿者という四つの相を離れて善を修めることを説く段です。善を行いながら、その善に固着しないという、これまでの流れの総括にあたります。善法にも「即非」の型がかかり、善いことをしているという自意識が、新たな壁にならないよう釘を刺します。成立当時の仏教の語り方ですが、現代の組織にも通じます。職位や年次で優劣をつけず、同じ土俵で善い仕事を積む姿勢と、それを誇らない姿勢が、チームの空気を整えます。
『人生の方程式』の表紙

人生を、一行の式にしてみた。

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この章句が説くこと

是法平等無高下善法修一切善四相即非

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