師導古典を学びたいすべての人に

太上感応篇 / 悪行・師傅に恚怒し、父兄に抵触す

埋蠱厭人,用藥殺樹;恚怒師傅,抵觸父兄;強取強求,好侵好奪;擄掠致富,巧詐求遷;

新字:埋蠱厭人,用薬殺樹;恚怒師傅,抵触父兄;強取強求,好侵好奪;擄掠致富,巧詐求遷;

書き下し

蠱を埋めて人を厭ひ、薬を用ゐて樹を殺す。師傅に恚怒し、父兄に抵触す。強く取り強く求め、侵すを好み奪ふを好む。擄掠して富を致し、巧詐して遷ることを求む。

現代語訳

まじないの道具を埋めて人を呪い、薬を使って木を枯らします。師に腹を立て、父や兄に逆らってぶつかります。力ずくで取り、力ずくで求め、人を侵すことを好み、奪うことを好みます。かすめ取って富をつくり、巧みな偽りで昇進しようとします。

解説

悪行の第三群が始まる段です。埋蠱厭人は、まじないの道具を地に埋めて人を呪う行い。当時は実際に罪として裁かれた行為でした。用薬殺樹は、薬を使って木を枯らすことで、目に見えないやり方で相手のものを損なう点は同じです。中ほどの師傅と父兄への態度は、この書が一貫して重く見ている、近い相手への振る舞いです。末尾の巧詐求遷が現代に響きます。巧みな偽りによって昇進を求めること。成果そのものではなく、成果に見えるものを作って上がっていく行いで、これを擄掠致富、つまり略奪と同じ列に置いています。奪ったものが金か地位かという違いにすぎない、という見方です。

この章句が説くこと

呪詛強奪昇進

関連する章句

この一句を、あなたの毎日に。

古典の教えを、今の状況に当てはめて考えてみる——師導があなたの学びと選択を支えます。

師導で古典を学ぶ
いま登録すると、7日間すべての機能を無料でお試しいただけます。 無料ではじめる