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関聖帝君覚世真経 / 第一段・淫は万悪の首、孝は百行の先

況報應昭彰,不爽毫髮,淫為萬惡首,孝為百行先,

新字:況報応昭彰,不爽毫髪,淫為万悪首,孝為百行先,

書き下し

況んや報応昭彰にして、毫髪も爽はず。淫は万悪の首たり、孝は百行の先たり。

現代語訳

まして報いははっきりと現れ、髪の毛ほどの狂いもありません。みだらなことはあらゆる悪の筆頭であり、孝はあらゆる行いの先頭にあります。

解説

短い四句ですが、この書の価値の立て方が出ています。悪の代表に淫を、善の代表に孝を置きました。善書と呼ばれる清代の勧善書には、この二句がしばしば並んで現れます。孝を百行の先とするのは儒家の言い方をそのまま受けたものですが、淫を万悪の首とするところには、当時の民間道徳の重みの置き方が表れています。今日の感覚では、悪の筆頭は暴力や不正のほうだと感じる人が多いでしょう。そのずれごと読むのが、この種の書の付き合い方です。ここで押さえるべきは、悪にも善にも入口があるという発想のほうでしょう。どこから崩れ、どこから立て直すか。その一点を決めておくことが、この書の実践の出発点になります。

この章句が説くこと

報応善悪起点

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