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一枚起請文 / 聖道の念仏ではない

もろこし我がてうにもろもろの智者達のさたし申さるゝ觀念の念ニモ非ズ。又學文をして念の心を悟リテ申念佛ニモ非ズ。

新字:もろこし我がてうにもろもろの智者達のさたし申さるゝ観念の念ニモ非ズ。又学文をして念の心を悟リテ申念仏ニモ非ズ。

書き下し

唐土(もろこし)わが朝(ちょう)に、もろもろの智者達の沙汰し申さるる観念の念にも非ず。 また学問をして念の心を悟りて申す念仏にも非ず。

現代語訳

中国でも我が国でも、多くの学識ある方々が論じておられる、仏の姿を心に思い描く観念の念仏ではありません。 また、学問をして念仏の意味を悟ったうえで申す念仏でもありません。

解説

法然は冒頭で、自分の念仏が何でないかを先に言い切ります。観念の念仏とは、心を澄ませて仏や浄土の姿を思い浮かべる修行で、学問や修行を積んだ人のためのものでした。法然は、そうした難しい道を一度退けます。この一紙は、死の二日前に弟子の源智の求めで記したと伝わる、浄土宗の根本の文書です。仕事でも、知識や理論を積んでからでないと動けないと考えがちですが、法然は入口を低く開き直しています。専門性は大切でも、それが誰かの前に立つ条件になってはいけない、と読むこともできます。
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人生を、一行の式にしてみた。

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この章句が説くこと

一枚起請文法然観念の念学問念仏智者

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